虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

2008-01-01から1年間の記事一覧

「劇場版NARUTO−ナルト−疾風伝 絆」

監督:亀垣一 脚本:武上純希 「ナルト」劇場版も5作目・・・。たまたま見た最初の1作目にヤられて以来、毎年見てしまっているが、あれから4年か・・・。時の経つのは早いね、とちょっとしんみりしたりして。 ナルト青年?編の「疾風伝」に名を変えて2作…

虚馬メモ RETURNS

<近況> 暑いっすねえ。 というわけで、久しぶりにちょっと映画感想ばっかりになってきたので、ちょっとメモタグを定期的に復活させてみるテスト。 はてなハイクが出来てから映画以外のだらっとした文章とかネタとかは全部そっちに書くようになってしまった…

「ハプニング」

原題:The Happening 監督・脚本:M・ナイト・シャマラン 僕はなんだかんだと「天才」に弱い。もっと言えば自分が「天才」だと思った人に弱い。 僕が映画監督なり脚本家なりの人を「天才」と認知する場合、たいていその人には余人を持って近づけさせない「ス…

「ダークナイト」

原題:The Dark Knight 監督:クリストファー・ノーラン 脚本:ジョナサン・ノーラン/クリストファー・ノーラン 「本当の交渉ってやつを見せてやろうか?如何に相手に冷静でイカレてるか理解させるのがコツだ。」(冨樫義博「HUNTER×HUNTER」より) 自分が「…

「インクレディブル・ハルク」

原題:The Incredible Hulk 監督:ルイ・レテリエ 脚本:ザック・ペン 個人的にごひいきで、ヨーロッパ・コープが生んだ最大の才能とまで思っている「ダニー・ザ・ドッグ」のルイ・レテリエ*1の、ハリウッド足がかり第1弾。 という見方をしているのは俺だけ…

「スカイ・クロラ」

監督:押井守 脚本:伊藤ちひろ 原作:森博嗣 押井守のフィルモグラフィで最も大作にして、最も個人的な作品だった前作「イノセンス」から4年である。 その次がこの「スカイ・クロラ」となる、わけ、だ。これまで見てきた感想で、本作が如何に「押井守」で…

★のみ。(6月/7月)

・「告発のとき」★★★★ ・「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」★★★☆ ・「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0」★★★☆ ・「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」★★★☆ ・「スピード・レーサー」★★★ ・「ゲゲゲの鬼太郎/千年呪い唄」★★★ ・「…

「カンフー・パンダ」

原題:Kung Fu Panda 監督:マーク・オズボーン、ジョン・スティーブンソン 脚本:ジョナサン・エイベル、グレン・バーガー 5人(匹)のマスターを育て上げてきたシーフー老師。だが、長く優秀な戦士を育ててきた老師にも「不肖の弟子」が存在した。その彼…

「ドラゴン・キングダム」

原題:The Forbidden Kingdom 監督:ロブ・ミンコフ リンチェイが面白演技が好きだと気づいたのは「ダニー・ザ・ドッグ」という映画で、この映画を見たときから、ある種、ジャッキーと志向が合うのでは・・・と思った通り、かなり楽しい丁々発止&面白演技合…

「ぐるりのこと。」

監督・脚本・原作:橋口亮輔 ひとのこころというのはわからない。 現代というのは様々な価値観のるつぼであり、そこに自分の価値観がいくつも衝突していく中で、少しずつこちらが衝撃を受けすぎないようにしていかないと、緩衝できずにこころが少しずつ傷つ…

「崖の上のポニョ」

原作・脚本・監督: 宮崎 駿 「アニメのしょげんに立ち返る。」 本作についての合同会見で宮崎駿はこういった。 しょげんってナンだ?。諸元でもない。緒言でもない。おそらくは初源のことなのだと思う。この「初源」が「ポニョ」を語る上でキーワードになる…

「クライマーズ・ハイ」

監督:原田眞人 脚本:加藤正人/成島出/原田眞人 原作:横山秀夫 新聞業界が斜陽といわれて久しい。確かに、スピードも段違いに早く、制約もないネットというメディアは新聞というジャンルにとっての脅威だ。 自分はその斜陽業界に片足をつっこんで8年以上…

「ミラクル7号」

原題:長江七号 監督・製作:チャウ・シンチー 脚本:チャウ・シンチー/ビンセント・コク/ツァン・カンチョン/サンディ・ショウ・ライキン/フォン・チーチェン/ラム・フォン ★★★★★。 吹き替え版で鑑賞。 「え!」と思うくらい、素直に笑い、泣き、感動した。…

「JUNO/ジュノ」

原題:Juno 監督:ジェイソン・ライトマン 脚本:ディアブロ・コーディ 油断していた。 ためしに男友達とセックスしたら妊娠してしまった16歳の少女ジュノが、やがて来る出産に立ち向かう話。 という大筋はほぼ間違いがない。よってはっきり言って、今の俺自…

「DIVE!!/ダイブ」

監督:熊澤尚人 脚本:戸田山雅司/林民夫 原作・脚本協力:森絵都 小学生の頃。自転車を漕いでいて目に飛び込んだ、町中にそびえ立つ飛び込み台。それはまるで夕日を背にした「ドラゴン」に見えた。 あの日、目にした飛び込み台が、ボクと富士谷要一の、そし…

「シューテム・アップ」

原題:Shoot'em Up 監督:マイケル・デイヴィス 映画に限らず、物語というのは、「歪むもの」である。 リアルな物語、というのを映画に求める人は多く、そしてその価値観自体は理解するけど、それのみで判断しだすと映画はつまらなくなる。歪みを受け入れ飲…

「僕の彼女はサイボーグ」

監督・脚本:クァク・ジェヨン えーと・・・これ、厳密には韓国映画ではない・・・のだよね。韓国映画界の純愛ファンタジーの鬼才が放つ新作であり、日本映画。 なんかね。クァク・ジェヨンが考える日本カルチャー像の体現のように感じたし、そこがなんかす…

「ザ・マジックアワー」

監督と脚本:三谷幸喜 撮影:山本英夫 美術:種田陽平 「諦めるのは早い。私も待っている。次のマジックアワーを。 このままくたばってたまるか」 「太陽は沈み切っていながら、まだ辺りが残光に照らされているほんのわずかな、しかし最も美しい時間帯」。そ…

「ラスベガスをぶっつぶせ」

原題:21 監督:ロバート・ルケティック 脚本:ペーター・ステインフェルド/アラン・ローフ 原作:ベン・メズリック あの日のぼくには「経験」が足りなかった。圧倒的に「非凡な経験」が。 MITに所属し、そこでの成績は常にトップクラス、だが常にトップでい…

「アフタースクール」

監督・脚本: 内田けんじ さて。何を話してもネタバレになりそうな。という映画なので書き出しだけ出して、あとは隠してみる。以下未見者は注意。 堺雅人のための映画である。

「ランボー/最後の戦場」

原題:Rambo 監督・脚本・製作:シルベスター・スタローン えー。うん。何から話せばいいか。えー。 昔、ビッグコミックスピリッツちう漫画雑誌にほりのぶゆきという人が描いた「江戸むらさき特急」という漫画があって。一口で言えば様々な勧善懲悪時代劇の…

「隠し砦の三悪人/THE LAST PRINCESS」

監督:樋口真嗣 脚色:中島かずき 言わずと知れた黒沢監督の同名作のリメイク。 芳しくない評価も聞く映画なのですが、俺はね、割と好きです。 樋口真嗣のフィルモグラフィの中では、一番本人らしさが出た映画ではないかと思うのですよね。ファンタジー色の…

「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」

原題:Charlie Wilson's War 監督:マイク・ニコルズ 脚本:アーロン・ソーキン 原作:ジョージ・クライル いくつか批評を見ていて、チャーリー・ウィルソンが劇中のような人物だったか、とか、この映画が実話かどうか、ということにこだわっているものをい…

「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」

原題:There Will Be Blood 監督・脚本:ポール・トーマス・アンダーソン クラシカルな雰囲気を持つ大河ドラマであり、孤独な石油王の一代記でもある。すんげえ面白かったし、完成度という点では今年公開された映画の中でも抜群に高い映画だと思った。2時間4…

「ミスト」

原題:The Mist 監督・脚本: フランク・ダラボン 原作: スティーヴン・キング はじめは。嵐だった。木が窓を突きやぶった。祖父が植えた樹木。朝になると、湖の向こうに霧が見えた。隣人とともに買い出しにでかける。そこへ向かう道すがら、軍用車両や戦車…

「少林少女」

監督:本広克行 脚本:十川誠志/十川梨香 製作総指揮:亀山千広/チャウ・シンチー 映画ってのはなにでできているだろう。 そんなことを考えてしまうほど、この映画を見て俺は大変衝撃を受けた。とにかく映画を見終わって持ち帰った感情は「喜怒哀楽」の最初…

「相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン」

監督:和泉聖治 脚本:戸田山雅司 ドラマ版は未見。うん。面白かった。 元のドラマを知らないせいか、まず設定に心奪われた。警察庁内の「島流し部署」としての「特命係」があり、それが「警視庁」組織内にありながら決してそれに縛られることがなく小回りが…

「銀幕版スシ王子! ニューヨークへ行く」

監督:堤幸彦 脚本:河原雅彦 うん。意外。全然大丈夫。普通に食えた。腹痛くないよ? ・・・という意味では楽しめました。個人的に、同じ堤監督のテレビドラマの劇場版だった「トリック」シリーズよりも全然好きですね。 ドラマ版を全然見てないけれどきち…

「映画クレヨンしんちゃん/ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者!」

監督・脚本:本郷みつる 本郷みつる監督復帰作。うっかり“闇の扉”を開けてしまったしんのすけが、地球支配をたくらむ闇の世界“ドン・クラーイ”から家族と地球を守るため、選ばれし勇者となって闇の力に立ち向かう、というお話。 全体的にかつての懐かしさを…

「NEXT」

原題:Next 監督:リー・タマホリ 脚本:ゲイリー・L・ゴールドマン/ジョナサン・ヘンズリー この映画のオチはだれにも言わないでください。 ・・・てなわけで。 2分先の自分の未来の危機がわかる男の逃亡劇&その男の争奪戦を描く、SFアクション。 えー…