虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

2008-01-01から1年間の記事一覧

邦画・洋画・アニメ ジャンル別ベスト。

・・・すっかり忘れてた。こっそり更新。 邦画(実写) 1「ぐるりのこと。」 2「歩いても 歩いても」 3「クライマーズ・ハイ」 4「母べえ」 5「アフタースクール」 6「おくりびと」 7「ザ・マジックアワー」 8「私は貝になりたい」 9「闇の子供たち…

2008年総評

2008年最後の更新となります。 今年後半は、忙しくて鑑賞数が激減して、「あれも見てない、これも見てない」という後悔がかなり残っているわけですが、来年はもう少しかつてのペースを取り戻すことが目標です。 年末までガチガチで、正月映画もかなり見れて…

各賞発表

●特別賞該当作なし ●最燃えキャラ ★ダニエル・プレインビュー(ダニエル・デイ=ルイス) 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」 ニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)「イースタン・プロミス」 アンソニー・"トニー"・スターク(ロバート・ダウニー・jr)「アイア…

2008年個人的映画ベスト10発表

2004年ベスト http://d.hatena.ne.jp/toshi20/20041230#p1 2005年ベスト http://d.hatena.ne.jp/toshi20/20051231#p1 2006年ベスト http://d.hatena.ne.jp/toshi20/20061230#p1 2007年ベスト http://d.hatena.ne.jp/toshi20/20071230#p1 1位「ぐるりのこと…

「ヤング@ハート」

原題:Young@Heart 監督:スティーブン・ウォーカー 「オラ、わくわくしてきたぞ!」(鳥山明「ドラゴンボール」より) わくわくが止まらない人生。そういう人生ってあんだな、という驚きを感じさせてくれる人は、やっぱり魅力的なんだな、と思う。 今年、驚…

空中キャンプさんの映画まつりに参加したい。

すべりこむ! http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20081214#p1 1・名前(id、もしくはテキトーな名前)/性別 id:toshi20(窓の外)/男性 2・2008年に劇場公開された映画でよかったものを3つ教えてください 「つぐない」 「Mr.ビーン/カンヌで大迷惑?!」 「ミラ…

「私は貝になりたい」

監督:福澤克雄 脚本:橋本忍 1958年にドラマの反響を受けて映画化した同名映画のリメイク作品。 えー。結論から言うと。自分でもびっくりするくらい泣いた。 どこから話せばいいだろう。俺はいまだに「火垂るの墓」でぼろぼろ泣く。初めて見たのがテレビ放…

「WALL・E/ウォーリー」

原題:Wall-E 監督:アンドリュー・スタントン 脚本:アンドリュー・スタントン、ジム・リードン 無機質なロボットに魂を吹き込む演出レベル、作り込まれた世界観、映像のレベルの高さ。すべてが最高峰の非常に良くできたアニメーションであり、寓話である。…

「デス・レース」

原題:Death Race 監督・脚本:ポール・W・S・アンダーソン 俺はなぜここにいる。 おれは、若はげを隠すための赤い帽子も脱がされ、どこともわからぬ刑務所にいた。 俺はピーチを愛していた。彼女と出会って俺は変わった。かつてはゴリラを密漁して金を儲け…

「歩いても歩いても」

監督・脚本・原作:是枝裕和 「10年やそこらで忘れてもらっちゃ困るのよ。」と、母は言った。 京急沿線のとある駅。バスにゆられて7つ目のバス停を降り、そこからはるかに長い坂の上。そこにある家が、彼の実家だった。 彼は新婚で、はじめて奥さんを実家に…

「トロピック・サンダー」

原題:Tropic Thunder 監督:ベン・スティラー 脚本:ベン・スティラー、ジャスティン・セロー、イータン・コーエン 「俺はカーク・ラザラスだ。俺には・・・何もない。」 その映画は暗礁に乗り上げていた。主演は落ち目のアクションスター、演技バカのアカ…

「バンク・ジョブ」

原題:The Bank Job 監督:ロジャー・ドナルドソン 脚本:ディック・クレメント、イアン・ラ・フレネ 1971年、イギリス。ベイカー街にある銀行の貸金庫が荒らされた。被害額は5311万ポンド=約108億円。犯人はその会話を無線で傍受されており、その内容がマ…

「ブラインドネス」

原題:Blindness 監督:フェルナンド・メイレレス 原作:ジョゼ・サラマーゴ 脚本:ドン・マッケラー 一人の男が突然失明した。眼科で診察してもらったが、目は正常であると言われる。そのうちに、一人また一人、視力を失っていく。感染原因もわからない。対…

「闇の子供たち」

監督・脚本:阪本順治 原作:梁石日 「金を払って何を話せる?」「現実だ」 ようやく見た(@109シネマズ木場)。 この映画が公開されてかなり経ってからの鑑賞ということで、かなり感想が出そろっているなかで、ひとつ、面白い反響が「これは在日韓国人(原…

「ハッピーフライト」

監督・脚本:矢口史靖 搭乗、離陸 飛行、そして着陸へ。航空機がお客様を安全にお運びする。その「当たり前」は如何に獲得されているか。 航空機と空港を舞台に、コメディ描写も織り交ぜて矢口史靖監督が送る新作は、航空機に関わる人々を描いたお仕事群像エ…

「レッドクリフ」前編

原題:赤壁 監督:ジョン・ウー 脚本:ジョン・ウー、カン・チャン、コー・ジェン、ジン・ハーユ 昔、歴史ゲームの老舗、コーエー(光栄)が「三國志武将ファイル」というのを出版していて良く買っていた。 それは言ってみれば、ゲームに登場するキャラクタ…

「Genius Party Beyond/ジーニアス・パーティ ビヨンド」

「ジーニアス・パーティ」感想 http://d.hatena.ne.jp/toshi20/20070719#p1 劇場公開としては第3弾?これまでスタジオ4℃の短編まつりに付き合ってきたが、ようやく、金払って満足できるレベルに到達してきた。アート系色が強かった前回に比べて、より娯楽作…

「僕らのミライへ逆回転」

原題:Be Kind Rewind 監督・脚本:ミシェル・ゴンドリー 僕の初めての映画体験はどこか。それは区民館だった。 実を言うと、ひさしぶりの映画鑑賞なんである。ここ2週間くらい映画館から足が遠のいていた。休みが取れないせいで。体力的にも面でつらくなっ…

「容疑者Xの献身」

監督:西谷弘 脚本:福田靖 原作:東野圭吾 最初、「あれ?」と思ったのは、実は「ガリレオ」のドラマシリーズの方だった。 「ガリレオ」は東野圭吾の「探偵ガリレオ」シリーズのドラマ化なのだが、その企画を月9に持ってくる、というのはものすごくリスキ…

「アイアンマン」

原題:Iron Man 監督:ジョン・ファブロー 脚本:マーク・ファーガス/ホーク・オストビー/アート・マーカム/マット・ホロウェイ 変な話である。 正直に言えばそう思う。面白かったか?面白かったですよ。うん。2回見たし。原作はよう知らないのだけれど、60…

「ウォンテッド」

原題:Wanted 監督:ティムール・ベクマンベトフ 脚本:マイケル・ブラント/デレク・ハース/クリス・モーガン 中学生の頃、あの角を曲がれば美少女とぶつかる夢を見た。 社会人になって。ボクは薬局でアンジー似の女暗殺者に出会った。 というわけで。 もう…

「次郎長三国志」

監督:マキノ雅彦 脚本:大森寿美男 津川雅彦が映画監督になったときに、何故「マキノ」の名を持ちだしたのか、と言えばとにかく「次郎長」がやりたかったからに相違ない、とは思っていた。その熱意がなければ決して成立する企画ではあるまい。 元々マキノ雅弘…

「おくりびと」

監督 : 滝田洋二郎 脚本 : 小山薫堂 それではこれより、故人様の安らかな旅立ちを願いまして、納棺の儀、とり行わさせいただきます。 そこから納棺師の仕事が始まる。それは日本人から喪われた仕事だ。 オーケストラの夢を絶たれて、故郷へ帰る。ひょんな…

「パコと魔法の絵本」

監督・脚本:中島哲也 いつでも誰かがきっとそばにいる。思い出しておくれ。素敵なその名を。(上々颱風「いつでも誰かが」より) とある病院に一人の老人が入院している。オオヌキというその老人は一代で一商店を大会社にまで成長させた。だが、心臓を悪く…

「インビジブル・ターゲット」

原題:男兒本色 監督:ベニー・チャン 婚約者を殺した犯罪グループ復讐を違う刑事。その同じグループから名誉を汚された刑事。潜入捜査官を兄に持つ、善良な巡査。 同じ犯罪グループを追う彼ら。だが、強盗グループもまた裏切りの憂き目に遭い、その裏切り者…

江戸川番外地9周年。

拙blog「虚馬ダイアリー」は一応、「江戸川番外地」というHPの1コンテンツ、ということになっておりますが。 その江戸川番外地、10月1日をもって、9周年という節目を迎えることになりました。 1999年に就職が決まって手持ち無沙汰になった折に、きまぐ…

「ハンコック」

原題:Hancock 監督:ピーター・バーグ 脚本:ビンセント・ノー/ビンス・ギリガン 人と交わりたいと願いつつ、疎まれ、孤独を感じながら、自分が愛される可能性を諦めていた超人の話。 広告マンのレイはプレゼンの帰り道、渋滞によって線路での立ち往生を余…

「20世紀少年」

原作:浦沢直樹 監督:堤幸彦 脚本:福田靖/長崎尚志/浦沢直樹/渡辺雄介 人間は常になにかを見過ごしながら生きている。 浦沢直樹というひとは、それにものすごく自覚的な作家だと思う。人生を生きている我々は見ているものだけが正しいと思う。だが、それは…

「デトロイト・メタル・シティ」

監督: 李闘士男 原作: 若杉公徳 脚本: 大森美香 おしゃれでポップな音楽にあこがれた青年が、なぜかデスメタル界の英雄への道を駆け上がる、みんな大好きクラウザーさんの「DMC」の映画化なわけだけど。 オープニングのアニメーションにものすごく既視…

「ベガスの恋に勝つルール」

監督 : トム・ヴォーン 脚本 : デイナ・フォックス 同じニューヨークで、一方は仕事をクビになってヤケクソになった職人と、一方は尽くしたあげくに男に振られて傷心のOL。それぞれ二人組でベガスで憂さ晴らしに来たら、ホテルのダブル・ブッキングで鉢…