虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

2006-01-01から1年間の記事一覧

「武士の一分」公開記念。中島哲也監督、木村拓哉主演のミュージカル映像。

「GET YOUR DREEAM」 「俺はジェット機だ!(飛んでっちゃってえー)」 「百頭以上に種付けするのさ」 「メスと呼ばないでー アハンアハン」 「だって契約切れたから」 いやま、JRAのCMなんだけどさ。今考えると、すげえコラボだよねこれ。やっぱ中島哲…

「麦の穂をゆらす風」

原題:The Wind That Shakes The Barley 監督:ケン・ローチ 脚本:ポール・ラバーティ もし、その列車に乗っていたら、彼には後悔のない人生が待っていただろうか。 1920年、アイルランド南部の町、コーク。 医師を志す青年デミアンは、ロンドンの病院での…

映画は、家に帰るまでが映画です。

映画感想を続けて7年くらいになるわけですが。いまだにですね、俺、はしごというのが苦手なんです。映画の。1日に4本見る、とかいうアレです。やっても2本くらいなんですよ。そこが限界ですよ、俺。つーか、良くできるな、と。 今年はもう既に120本くら…

日米ボックスオフィス(11/28)

(参照:eiga.com) ●全米 タイトルのリンク先はAPPLEの予告編(要quicktime7)。 邦題のリンク先は日本版公式サイト。 1-(1)「Happy Feet」 (邦題:「ハッピーフィート」 監督:ジョージ・ミラー) 2-(2)「Casino Royale」 (邦題:「007/カジノ…

「パプリカ」

監督・脚色:今敏 原作;筒井康隆 脚色:水上清資 夢とは何か。それは記憶によって作られる。いつか見た場所。いつか見た人。いつか見た景色。既視の事物による、見たことのない出来事、思いも掛けない行動をする自分を発見する。 夢は連続する。思いも掛け…

「椿山課長の七日間」

監督:河野圭太 原作:浅田次郎 脚色:川口晴 あ、これ、河野圭太監督の二作目なのか。三谷ドラマでは割とよく演出しておられて、名前は存じていたのだけれど、デビュー作「子ぎつねヘレン」はスルーしてしまったので、映画監督「河野圭太」初体験となるのだ…

よりぬき「虚馬ノート」

・YOUTUBE-「DEATH NOTE」第8話の名シーン「秘技・ポテチ殺法」 面白すぎる。こういうのは馬鹿馬鹿しい演出はガンガンやってほしい。 ・YOUTUBE-タモリの「やってる風ピアノ」 素晴らしき「ごまかし芸」の世界。 ・銚子電気鉄道「電車運行維持のためぬれ煎…

虚馬メモ RETURNS

<近況> ・「セーラー服と機関銃」の最終回を見る。ここまで予定調和な悲劇というものを今時やるか、というくらいゆるゆるとした演出のドラマで、登場人物の8割方死ぬのにまったり見てしまう、という、「ほのぼの」悲劇だった。最後まで見てしまったのは、…

日米ボックスオフィス(11/21)

(参照:eiga.com) ●全米 タイトルのリンク先はAPPLEの予告編(要quicktime7)。 邦題のリンク先は日本版公式サイト。 1-(初)「Happy Feet」 (邦題:「ハッピーフィート」 監督:ジョージ・ミラー) 2-(初)「Casino Royale」 (邦題:「007/カジノ…

「プラダを着た悪魔」

原題:The Devil Wears Prada 監督:デビッド・フランケル 正直なところ前評判の高さに、「トゥモロー・ワールド」より期待していたんだけれども(SFよりコメディが好きなんで)。アン・ハサウェイのコメディエンヌぶりがいまひとつなために、実質、メリル…

「トゥモロー・ワールド」

原題:Children of Men 監督:アルフォンソ・キュアロン 公式サイト:http://www.tomorrow-world.com/ 『カムチャッカの若者がキリンの夢を見てるとき/メキシコの娘は朝もやの中でバスを待っている/ニューヨークの少女が微笑みながら寝返りをうつとき/ローマ…

「ただ、君を愛してる」

監督 : 新城毅彦 もう。まいった。ごめんなさい。許してください。 いやあ、本当にね。ひどい!この映画!だって、可愛いんだもん、宮崎あおい。 ・・・えーと、言いたいことをまとめます。「可愛すぎる宮崎あおいがひどい!」・・・あれ? 仕切り直し。 こ…

「虹の女神/Rainbow Song」

監督: 熊澤尚人 脚本: 桜井亜美 / 斎藤美如 / 網野酸 日常に忙殺されていた主人公のもとに、友人であり会社の同僚でもあった佐藤あおいがアメリカで事故死したと知らせが届く。主人公は思い出す。彼女との思い出。映画とフィルムと、虹の記憶を。 上野樹里…

日米ボックスオフィス(11/14)

(参照:eiga.com) ●全米 タイトルのリンク先はAPPLEの予告編(要quicktime7)。 邦題のリンク先は日本版公式サイト。 1-(1)「Borat」 (主演:サシャ・バロン・コーエン) 2-(2)「The Santa Clause 3: The Escape Clause」 (主演:ティム・アレ…

私信、というか返信

id:screammachine:20061109#p1要約:ブクマコメントでフンガーってなったときの解決法は、相手を理解しようと努力することだ。 なんかわたくしのブクマコメントに大変気分を害されたそうで、申し訳ない。ごめんなさい。消せと言われれば即消します。 わたく…

「カポーティ」

原題:Capote 監督:ベネット・ミラー 脚本:ダン・ファターマン 製作・主演:フィリップ・シーモア・ホフマン 「あまりに恐ろしいものを見るとホッとするんだ。普通の生活を忘れられる」 物語るということは、なんらかの意志がある。たとえば、この物語をあ…

日米ボックスオフィス(11/07)

(参照:eiga.com) ●全米 タイトルのリンク先はAPPLEの予告編(要quicktime7)。 邦題のリンク先は日本版公式サイト。 1-(初)「Borat」 (主演:サシャ・バロン・コーエン) 2-(初)「The Santa Clause 3: The Escape Clause」 (主演:ティム・アレ…

よりぬき「虚馬ノート」

⊂⌒⊃。Д。)⊃カジ速≡≡≡⊂⌒つ゚Д゚)つFull Auto | ちょwww何この電波ソングwwww http://www.kajisoku.com/archives/eid511.html MP3を落として聞きまくってます。元ネタはラーメンズ片桐の「路上のギリジン」。 ・ 爆笑問題のススメ 今週のあとがき 「新築祝…

虚馬メモ RETURNS

<近況> ドラマ「のだめカンタービレ」のSオケの演奏シーンに、ちょっと感動した。 (追記) Special orchestra - のだめ カンタービレ http://www.youtube.com/watch?v=mEJtQSOHv7U

「父親たちの星条旗」

原題:Flags of Our Fathers 監督:クリント・イーストウッド 脚本:ポール・ハギス/ウィリアム・ブロイレス・Jr. すごいものを見た。という記憶はある。 和む兵士たちのひとときの安らぎと、やがて来る恐るべき戦場、そして虚飾の中にある3人の偶像たちを…

「手紙」

監督: 生野滋朗 原作: 東野圭吾 加害者を兄に持った青年の流転の人生を描く。 もう、ただでさえテーマが重いのに、さっすが元「金八先生」演出家の作品だけあって、のっけからもう重い。重い話を重く地味に演出。主人公が不当な扱いに慣れて、被害者根性が…

「デスノート」後編

原題:「デスノート/the Last name」 監督・共同脚色:金子修介 脚色:大石哲也 原作:大場つぐみ/小畑健 公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/deathnote/ はじめに。 あえて「後編」と書かせていただく。「前編」の感想と合わせてお読みいただきたい…

または私は如何にして心配するのを止めて「水女(レディ・イン・ザ・ウォーター)」を愛するようになったか

私にはこの映画を楽しむ「技術」がない。 どこで聞いたか忘れた、伝聞の話であるが、かつて故・淀川長治先生はどうしても楽しめなかった作品について、こう言ったと聞いたことがある。真偽にほどはしらないが、淀川先生らしいと思ったし、この「楽しむ技術」…

日米ボックスオフィス(10/31)

(参照:eiga.com) ●全米 タイトルのリンク先はAPPLEの予告編(要quicktime7)。 邦題のリンク先は日本版公式サイト。 1-(初)「Saw III」 (邦題:「ソウ3」監督:ダーレン・リン・バウズマン) 2-(2)「The Departed」 (邦題: 「ディパーテッド…

「トンマッコルへようこそ」

監督・脚本:パク・クァンヒョン 脚本:チャン・ジン、キム・ジュン 音楽;久石譲 ド田舎。思想、国家、戦争、文明とは無縁のザ・スローライフな桃源郷。その名、トンマッコル。 まあ、名前なんてどうでもいいのである。直訳したら「純粋村」なのだ。ド田舎…

「木更津キャッツアイ/ワールドシリーズ」

監督:金子文紀 脚本:宮藤官九郎 http://members.edogawa.home.ne.jp/t20/review_0311.html#cats 俺は特にこのドラマのファンでもない。だからと言ってドラマについて全く知識がないわけでもない。・・・けれど、この映画が面白くてしょうがなかった。 面白…

「アタゴオルは猫の森」

監督;西久保瑞穂 3DCG技術が発達しても日本にCGを十全に使える演出家が、育つのはまだ先なのだろう。 デジタルフロンティア制作による、ますむらひろしの「原作」を叩き台にした全編CGによって作られた本作を見ていて思ったのは、演出の有り様がいまだ、…

虚馬メモ RETURNS

<近況> ・アドベンチャーゲーム界の鬼才・小島秀夫カントクが「天才」と認めた*1当代きってのADVゲームクリエイター、巧舟。 彼の最高傑作にして、シリーズ最高の「発明」サイコロック初登場の「逆転裁判2」DS版到着。つーても、英語版がついて、操作がDS…

「ブラック・ダリア」

原題:The Black Dahlia 監督:ブライアン・デ・パルマ 原作:ジェームズ・エルロイ 脚色:ジョシュ・フリードマン それは光の明滅に似ていた。 「生者と死体」「正常と異常」「正気と妄執」「0と1」 などと書き出してみる。しかしまあ、すごいな。ここま…

トンボ鉛筆CMデスノート編

文房具を握る時、 人は、頭と心をいっしょうけんめいに使っています。 書く。 ひたすら書く。 考えている。 もがいている。 でも、前へ進もうとしている。 文房具。 人間が神らしくあろうとする時に必要なもの。 トンボが動いている。 人が、何かを生み出し…