虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

「デス・レース」

toshi202008-11-30

原題:Death Race
監督・脚本:ポール・W・S・アンダーソン


 俺はなぜここにいる。


 おれは、若はげを隠すための赤い帽子も脱がされ、どこともわからぬ刑務所にいた。


 俺はピーチを愛していた。彼女と出会って俺は変わった。かつてはゴリラを密漁して金を儲けるなどの、あくどいビジネスに手を出したこともあったが。かつてレーサーだった俺は引退して、配管工の仕事で食いつないでいた。給料をピンハネされて大変だったが、キノピオという娘も生まれ、幸せだった。
 だが、ある日。何者かが愛しのピーチを殺し、俺にその罪を着せた。俺は妻殺しの罪で、刑務所に収監されることになった。


 経済不況による犯罪の増加で刑務所は民営化され、その刑務所は収監された犯罪者を使って死んだら終わりのサバイバル・カーレース、悪男カート開催していた。PPVでのテレビ放映によって、刑務所は莫大な利益を上げている。
 刑務所はひとりの極悪女所長、クッパ女王によって取り仕切られていた。俺は彼女に呼び出されこのレースに出ることを強制された。


 俺は「ワリオ」と呼ばれる伝説のレーサーの身代わりのために選ばれたらしい。元レーサー、という過去、見た目もそれほど変わらない・・・という。俺にはそうは思えなかったが、参加してみると、観客やライバルたちはなぜか納得したようだった。


 レースはシンプル。亀の甲羅、バナナ、ミサイルや雷など、多彩な武器を駆使して敵を破壊すれば、そいつらは死ともにリタイアとなる。様々な氏素性の猛者たちが、このレースにエントリーしていた。その中にひとり、俺を目の敵にしている野郎がいた。
 ルイージとかいう、優男風の男だ。最初の食事の最中に、俺はさっそく洗礼を受けた。ピーチのことを口汚く罵られ、俺はキレた。そして俺は、麻酔銃を撃たれて昏倒させられた。この屈辱は忘れない。


 レースは女性とコンビを組んで、ナビゲートをしてもらう方式らしい。ワリオとして出場した俺は、かつてそいつと組んでいたデイジーという女囚と一緒に組むことになった。素顔を見せると、「彼よりいい男ね」と言った。当然だ。こんなブサイクと一緒にされてたまるか。
 そのレースの最中、俺は気づいた。ルイージは、俺が目撃した犯人と同じ仕草をしてきた。まさかやつは、クッパの犬なのか!?俺をレースに出させるために!?



 許せない。俺はあのルイージとかいうピーチを殺した犬野郎と、俺をハメたクッパを許さない。必ずここから脱獄して復讐してやるぜ!!


 という話。


 うそですごめんなさい。でもあまりにマリオカートなので。



 買っちゃいました。ゲーム、面白いです。映画も面白かったです。おしまい。(★★★)