キャシャーンは80歳。
今日はイクスピアリで「マインド・ゲーム」と「誰も知らない」を見る!
と意気込んでいたのですが、野暮用で見れず。
くそう。
仕方ないので、ビデオショップで「ピッチブラック」を探すも不発。
くそう。
(仕方ないのでアマゾンで高い方のDVDを頼んだ。届くまで最低10日くらいかかりそう。)
代わりに何か借りよう、と思ってそのまま物色。
そしたら、新作コーナーで「ジョゼと虎と魚たち」が目に入った。実はDVDを買ったのだが、感想で「5年くらい見ないでおこう」とか書いちゃったばっかりに封も開けずに本棚に入れてあります。
くそう。(自業自得)
で、
「うおおおおおおおちーちん(注:池脇千鶴)見てえええええええええ。」
と猛烈に思ってしまって、犬童一心監督、ちーちん主演、「金髪の草原」を借りてきました。キャシャーンこと伊勢谷友介(当時モデル上がりの新人)が20歳の心を持つ80歳の老人を演じ、彼がかつてのマドンナと重ね合わせて恋してしまう老人ヘルパーをちーちんが演じた2000年作品。。
…
かーわええ…。
大満足です。当時…18歳?もっと下に見える。
伊勢谷は全然演技が下手くそで台詞回しも拙くて、だからこそ80歳の老人を「何の演技もなしに」違和感なく演じられるという、凄い計算が為されている映画です。倒れたついでにちーちんの(無い)胸に顔を埋めてたり、(ジョゼ虎の妻夫木ほどではないにしろ)伊勢谷はかなりもうけ役。
ちーちんは義理の弟に恋しているという設定。でも、弟が弟に見えないので、なんか妹が兄に恋してるっぽくて、見る人間の想像力(妄想力)次第では「妹萌え」にも対応している、という凄い映画です。
ちなみに近所に住む家族の父親に金谷ヒデユキが不気味に演じてます。つーか、時代を感じさせます。彼の最初で最後の映画出演になるのだろうか。