いつの間にか出ていて毎度驚く「風雲児たち 幕末編」8巻買いましたよ。
というわけで、いきなり話がラブコメになってるあたりが予想不可能のみなもとクオリティー。しかもシリーズ屈指のキモメン村田蔵六と「幕末編」の実質的ヒロインであるシーボルトの娘・イネたんなのですから、いやでも萌えるシチュエーションであります。
しかも、そこに、長州で置き去りにされた留守を守る奥さんが絡んでくるトライアングルラブな展開、というお約束。うははは。
この話続いて欲しいなあ。
そんな話はさておき、今巻では、幕末編以前から活躍していた「風雲児たち」屈指の傑物・江川太郎左右衛門英竜が、延々続く激務についに倒れ、55歳にして死去してしまう。ここ数巻あたりの八面六臂ぶりは常人の働きを超越していたわけだが、まさに仕事に生き、仕事に死んだ生涯だったのだなあ。彼を突き動かしていたのは、「尚歯会」の渡辺崋山らと出会うことで目覚めた海防意識。弾圧され、無念のうちに死んだ彼らの遺志を引き継ぐかのような生き様。
彼の退場とともに、時は安政と改元され、いよいよ激動の時代へと向かう・・・
・・・かと思いきや、ここで福沢諭吉登場。ちょっと彼の生い立ちを・・・・。って、あの、みなもと先生、本当に話進みませんなー。
ラブコメやっとる場合じゃありませんがなっ!<さっきと言ってること違う。