虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

「無敵看板娘」13巻

toshi202005-06-08



 週刊少年チャンピオン連載中の、ガチンコ看板娘コメディ。


 早速新刊買いましたので12巻に続き、雑感を続行します。




●エピソード別雑感


・#131「鬼丸包囲網」…めぐみと権藤さんがタッグを組んで美輝に対抗しようとする話。初登場キャラはとりあえずめぐみと組む運命にあるような。そして酷い目に遭うような。権藤さんが「頼りになりませんよーだ」と落ち込んでいるところはちょっと萌える。


・#132「働いて勝ち取れ」…勘九郎が鬼丸飯店で労働する話。意外なことに鬼丸ママンに気兼ねなくわがままし放題な勘九郎。メインキャラで鬼丸ママンにここまで言いたい放題言えるキャラはなかなかいないので、意外な相性かもしれぬ、などと思う。なんせまあ、お姫様だっこした仲だし(10巻#109「返せ!恩」)。


・#133「盗撮マジシャン」…視線恐怖克服のために、七転八倒するマジシャン辻くんの話。すっかり迷走するキャラが定着したなあ、とか思ってたんだが、考えてみたら未だキャラが安定しきれてないだけか。正直顔に傷を残すオチも含めてイマイチなんだが、身も蓋もない題名は笑った。


・#134「さらばヘルズバニー」…こないだ発表されたキャラ人気投票で遠藤家の面々を差し置いて堂々のトップ10入りを果たしてしまったスターレンジャーの悪役・ヘルズバニー、崩御。太田と美輝が大々的な葬式を出す。この二人がコンビを組むと止める人が誰もいないため、やりたい放題。めぐみと権藤さん、やられ損。


・#135「ママ憤怒」…遠藤家で夫婦喧嘩勃発。基本的に色恋沙汰がほぼギャグとして扱われるこの漫画にあって、男女の痴話喧嘩自体が非常に珍しいので、そこはかとなく生々しく感じちゃう。つーか、エロエロな後日談を想像して悶えそうになったり(馬鹿だ)。というわけで、このエピソードで遠藤ママ萌えに目覚めました。


・#136「命をかけて注ぐ愛」…茅原先生、自転車に乗る。愛がどうとかいう以前に、欠陥品の自転車に乗る意味がわからんので、正直ノレず。つーか、そんなもん売るな>自転車屋。あと、いくら大戦鬼とは言え、女の子の顔に傷を残すオチは、やっぱり気持ちよくない。


・#137「汚れた街角」…めぐみと美輝が、珍しく共同戦線を張って、落書き魔を追いつめる話。戦線はあっという間に崩壊するんだが。つーか、落書きしようとするめぐみや、家を燃やす云々を言う美輝は、ギャグの範疇を超えている気がしてならん。


・#138「暗闇からの帰還」…辻くん、視線恐怖症克服の道を模索する。で…やってることがアタッシュケースで強制ひきこもり3日間。相変わらず謎すぎるアタッシュケースだ。ケースから出る際に出したサイの角が美輝の「どこ」に当たったかで、2ちゃんねるスレで大変盛り上がっていたなあ、などと思い出す。


・#139「暁の大泥棒」…権藤さんが美輝&花見町キッズとドロケイする話。本当にそれだけなので、コメントしづらい。


・#140「復讐これ工夫と努力」…美輝とめぐみの因縁、そして串技の由来とひみつを公開したエピソード。圧倒的体力の差を克服するために、チョーク投げから派生したのが串技らしい。大戦鬼に真っ向勝負を挑んでいたことが、彼女の運命を狂わせていくんだなあ、などと思うと、結構切ない。


・#141「堕ちかけた巨星」…鬼丸ママンの苦手なものを探し回る美輝の話。鬼丸ママン、かつてない必死さがそこはかとなく可笑しい。面白かった。





・あとがき

 めぐみイラスト。(悪)酔いめぐみとふだんのめぐみ。作者紹介欄に学生時代のめぐみ。モテモテ。


・次巻予告

 「めぐみの初恋物語(仮)」って何だ。つーか、相手が勘九郎かよ(笑)。




・ついでに、今週のチャンピオンの話。


 かつてないほど、ラブコメ。勝手に若菜ちゃんが盛り上がっているだけなんですが、まがりなりにも勘九郎と美輝にデートっぽいものをさせちゃう辺り、恐るべきは少女の妄想、と言ったところ。