虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

「無敵看板娘」17巻

toshi202006-06-08

作者:佐渡川準 出版社:秋田書店


 個人的に応援しつづけている、テレビアニメが7月から始まる看板娘ガチンココメディ最終巻。


アニメ公式ページ:http://www.onimaru.net/
放送はUHF帯かー。恐るべき狭さだな。


アニメ公式ネトラジ「素敵看板娘
http://te-a.jp/onimaru/


 新シリーズ「無敵看板娘N」1巻は7月7日発売。


・#175「奮起せよマシーン」・・・あんまり道草するもんでおかみさんが美輝の手におかもちを無理矢理くっつける話。おかみさんにしては珍しく後先考えない対処法。つーか、トイレの時にはマジどーするんだろうか、とか考えちゃいけないね<俺。あと勘九郎が小さい一コマのみの出演で爆笑。


・#176「ごちゃごちゃ言わず夢を見ろ」・・・クリスマスに便乗したはいいが客が来ないので、大戦鬼がサンタを布教していく、本末転倒な話。宗教って世の中が荒むと流行るんだよね、という話かもしれない。ちがうか。


・#177「悪役はつらいよ」・・・ムテカンキャラ人気投票を席巻したヘルズバニーの中の人、秋吉さん再び鬼丸飯店へ。ていうか、好評のためまた悪役「狂闘王アーシュラ」役として再登板しているらしい。今回で、大戦鬼とガチで戦えることが判明。なんかレンジャーとか関係なしに、普通にキャラとして出てきて欲しい。


 あと落書きでボツキャラ「カオスラビッツ」が公開。すげえ犯罪くさいです。


・#178「血染め戦い初め」・・・正月は羽根突きだよね?という話。まあ、この漫画だからバイオンス込みが基本なので大戦鬼の独壇場。勘九郎も一蹴。希望は敏行に託された。なんの希望かはよくわからんが。つーか、羽根突きができる敏行がすげえけど。


・#179「はばたけ辻逸色」・・・マジシャン辻逸色が(本当に)旅立つ話。町の創立記念イベントでマジック披露。その大舞台への大戦鬼の乱入を阻止するために4人と1匹が立ち上がった。というわけで、美輝が完全な悪役状態の1対5の総力戦。勘九郎が捨て身になると絵になる。


・#180「がんじがらめの英雄」・・・大戦鬼を人質にしてしまった立てこもり犯の悲劇。その状況をおもっくそ楽しむ大戦鬼が面白い。そこへなぜか乱入してきた婦警・権堂さんが「悲劇のヒロイン」の座を巡って美輝と言い争い。なぜかゴン子さん=緊縛ネタの法則が、最後まで貫かれていて、本当に作者このネタ好きな、と思う。


・#181「本当の笑顔をあなたに」・・・茅原先生、人事の関係で花見町を去ることに。というわけで、最後なのでめぐみから受けている「怨霊」の誤解を解く最後の大作戦が発動。心からめぐみと友情をつなぎたい茅原先生の思いがあふれ出すくだりは、この漫画にしてはめずらしくストレートな心情の吐露で意表付かれた。先生はいつだって大マジですからね。ラストもきれいに落着。良かった。ほんと良かった。


・#182「心を繋ぐラストシーン」・・・レンジャーシリーズ最終回のたびに大戦鬼と太田に酷い目に遭うめぐみが、勘九郎と共闘してレンジャーシリーズ最終回視聴を阻止しようとする話。まー、なんつーか、テレビは落ち着いてみようよ、ということで。


・#183「最後の挑戦状」・・・勘九郎と大戦鬼との因縁に決着が付く話。ラブコメ要素がほぼ皆無なこの漫画ならではのバイオレンスを告白に見立てる太田の解説が面白い。で、まあ、美輝が勘九郎の名前を覚えない真相はまあナンセンス系なんだが、覚えないことをすり込まれて律儀に守る美輝の素直さが面白いと思いました。


・#184「親思う子に勝る親心」・・・このシリーズ終盤になって、ようやくきた、待望の若おかみさん話!!というわけで、真紀子ママのドレスにまつわる回想なんですが、働かない娘の分まで働く激務でついに、おかみさん、倒れる。鬼丸飯店はつくづく、この女性の人並み外れた体力で持ってたんだな、と思う。


・#185「本日も営業中!」・・・というわけで、過労で入院中のおかみさんに代わり、鬼丸美輝が厨房に立つ!!・・・かと思いきや、やっぱり大戦鬼は大戦鬼というドタバタ。でもさりげなく、勘九郎が名前を覚えてもらってたりする辺りは、ちょっと前進が見られたのだろうかとか思ったり思わなかったり。