虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

「無敵看板娘N」1巻

toshi202006-07-07

作者:佐渡川準 出版社:秋田書店


 個人的に応援しつづけている、テレビアニメが7月から一部地域で始まってる看板娘ガチンココメディ、リニューアル第1巻。


 ・・・実を言うと、「N」開始を期にやめようかとも考えたんだけど、せっかくアニメも始まってることだし、乗りかかった船、ということもあるので、応援をつづけていこうと。


アニメ公式ページ:http://www.onimaru.net/


アニメ公式ネトラジ「素敵看板娘
http://te-a.jp/onimaru/


・#1「無敵看板娘N(ナパーム)」・・・リニューアル第1話は、仕切り直しってとで、前シリーズ第1話をリファインする形。チンピラさんはヒマなんだろうか、とか、そんな感想。


・#2「やさしさに散ったアイツ」・・・まともに出前をしない美輝に、おかみさんが友達?を人質?をとって真面目に出前させる話。まあ、ぶっちゃけブロックなんですけどね。固形物のために必死になったりする美輝が最大の突っ込みどころなのだが、そんな娘についておかみさんはどう考えてるのだろうか。


・#3「宿敵 神無月めぐみ」・・・めぐみ、あらためて登場。新シリーズということで一応何事もなかったのように紹介されてみたりする。話的にはまあ、なんつーか、ナパームになってからけだものに好かれやすくなった美輝に、勝手に白旗あげるめぐみ、という幕引きで、どっちらけ。つーか、アリクイが普通に出てくる花見町。カオスだ。


・#4「憎しみはなにも生まないけれど」・・・いよいよでっかいスーパーマーケットが建設される、ということで、出前ついでに妨害しようとする美輝。まあ、最大のツッコみどころは、いつ、工事現場の人数分のラーメンをもってきていたのか、ということだが。何回か律儀に往復してから、邪魔じはじめたのだろうか、とか考えると、ちょっと面白い。


・#5、6「第1次花見町大戦(前編)」「(後編)」・・・スーパーテッコツ堂開店。つーことは前回から何ヶ月後かの話なのだろうか。ここで、「テッコツ堂」看板娘(オーナーの孫=お嬢様、という設定)を名乗る伊原カンナ、店員の甲斐、マスコットキャラクターの着ぐるみを着た店員、青鮫が登場。


 カンナはやや今までになく萌えキャラくずれな造形だが、血を吐きながら固まった笑顔で殴り合ってる図はなかなかに奇っ怪で、この娘、変、と思った。キャラ的にかなり冒険してるようにも見える、というか、やや作者の手に余ってる感じで、どう動かしていいか、作者自身が迷っている感じだが、どのような位置に着地するのかは興味ある。


・#7「その背中、遠ざかる前に」・・・カンナが美輝をストーカーしつつ、研究する話。しかし、こう改めて見ると、本当に美輝は仕事してないねえ。


・#8「1日シスターズ」・・・カンナがめぐみを籠絡する話。で、なくてパン作りを教わる話。しかし店先でパンづくりまで始めてるのに、一向に出てこないめぐみの親。作ってる人間のところで教わらせてあげりゃあいいのに。


・#9「国境なき正義」・・・改めて太田さんのレンジャー話。チップス万引き犯のためにスーパーで警備を買って出る太田。つーかもう、仕事しないの前提に話が進み始めていて、なんかテッコツ堂があろうとなかろうと、花見町商店街がつぶれるのは時間の問題な気がしてきた。


・#10「どこまでも青いリング」・・・甲斐がスーパーでマグロ解体ショー(すげえ特技)をしようとしたらカンナが猫にマグロを喰わせてしまったので、海に獲りに行ったら、そこには大戦鬼が。というサイレントなんだが。野良猫には小魚でもあげとばいいのに、というのは禁句か?


・#11「獣王の足音」・・・遠藤敏行(犬)&若菜ちゃん再登場。はいいけど、いきなり若菜ちゃん、畜生に買い物させようとする暴挙。この巻の中でも最強の嫌がらせで、大変迷惑な行為なのに、最後にはそれが見事に(ギャグなしで)肯定される、という展開に頭クラクラした。シュールすぎる。