虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

今週のプラネテス-ΠΛΑΝΗΤΕΣ- PHASE.8「拠るべき場所」

http://www.planet-es.net/
http://www3.nhk.or.jp/anime/planetes/


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●あらすじ(公式ページより)

月から宇宙ステーションに戻って、またいつもの業務が始まった。ところが、フィーが出世してデブリ課を離れるというウワサが出て、驚くデブリ課員たち。それでもハチマキたちは、フィーが安心して課を離れることができる様にと、フィー抜きでのデブリ回収に向かうのだが…。


●メモ

第1-4話までがお仕事編。第5-7話が月旅行編。そして今週から始まります。ラブコメ編。



「ピカイチだよなあ、操船も回収指示も。」
「この業界じゃとびっきり優秀だよ、フィーは」


足を引っ張っているのは上層部とおまえr(以下略)。
というわけで、今週はフィー・カーマイケル女史&ドルフ事業部長メインの話。彼女の過去話も少し。



「引っ越しでも見つけたんだって。なーつかしいわねえ。」

月から戻ってきて、元同僚から預かってきた写真をドルフに渡すフィー。その行為が思わぬ誤解を生む事に…。
脇キャラも無駄にせずに伏線で消化するこのアニメ。

どうでもいいけど、写真のフィーはちょっと微妙な顔をしてる…。



「接待の為だけに君を置いて居るんだから、間違いのないように。」

ラビイに対して営業(?)の人が言い放つ言葉。トホホ。だったら、営業に置いてやるりゃあいいのに、
と思うが、今週のようなトラブルメイカーぶりを見ると、あんまり営業向きじゃないかもしれない。



「お金…」「お金?手切れ金!」「あの二人ってつきあってたの?」「そんなことあるわけないじゃないですか。フィーさん結婚して子供もいますよ。」「不倫って事!?まずいなあ」

連想ゲームか。話は下世話な方向に。つーか手切れ金なら、どのみち別れるんじゃあ…。



「たしかにおかしいですね。」「いい年齢してこんなことやってる俺たちがな。」

ハチマキ、味な返し。そしてちゃっかりこの詮索に参加してるユーリ。萌え←オイ。



●新コーナー:進め!電波少女

「事業部長に直截聞いた方が早いじゃありませんか!」
「事業部長に聞きたいことがあるんです!」

タナベさん、真実の突撃取材開始。真実のためなら、クビも厭わない!←考えてないだけです


「あのおおおお」
「教えてほしいことがあって…」

ついにはフィー本人に取材!真実の為なら仲間も売る!!


「先輩には彼女がいるみたいですよ。」
「病院でカードやってた娘は?」
「先輩より大きいのに!?」

取材対象は身内だろうと容赦がない!特にハチマキには!全ては真実の為!



「どいてくれる?」「!………」

この台詞の後に流れるクレアとハチマキに一瞬の冷ややかな空気。でも、


「ああ…えっと」

空気読めないタナベが話しかけようとするが、名前が出てこない。覚えろよ。ハチマキの元カノとしか認識しとらんのか。これがキッカケで痴話ケンカに発展。


「今からでも遅くないわ。シスターでも目指したら。」

愛を連発するタナベに冷笑して皮肉るクレア。よく言った!



「お仕事がんばって…か」

フィーの息子、アルが写真で登場。粘土で作ったTOYBOXが彼の母親への尊敬ぶりを物語る。



「トラオム宇宙開発!」「事業部長が作ったベンチャーだよ」

フィーの経歴については彼女の設定資料を参照。
これ見ると、最初テクノーラに入った時は管制課に配属されてたのな。それが今週の展開の裏付けになっ
てるんだろうけど、アニメでは触れてない。ややこしくなるからかな?



「Dbr-068-2114。通称:ゴースト。連合の実験モジュールから流出したステルス性の特殊素材です。」

今回のデブリは特殊。
・レーダーに反応しない。→おおよその位置しかつかめない。
・高温で膨張する→低温の夜側でしかつかまらない。回収は目視で。

いわゆる条件付き変則ミッション。



出世話を聞きつけ、フィーを送り出す為、彼女抜きでミッションを敢行したデブリ課。だが、ピンチに。
不手際にいらだつクレアはメンバーへの不信感を露わに。そんな時に管制課に登場したのはやはり…フィー。


・・「軌道方向を微速前進。両(?)12メートル増速。一端ゴーストを追い越して、トイボックスで影を作って。」「そうか、旧式のトイボックスは大きいから…」「充分ゴーストを覆いきれるはずよ。」

これが本当の「GHOST IN THE SHELL」作戦。なんつって。


「船長は代理なんですよ!出来ると思ってるんですか?」
「管制課ではあっても、あなたもデブリ回収チームの仲間でしょ?仲間を信じなきゃ…なにも始まらないって。」

この人は本当に要所でいい台詞を吐く。彼女こそチームの要である証左だろう。


「違うわ。私は現場にいたいだけ」
「私は今もあなたとチームを組んでいるつもりよ。光が当たる場所まで早く駆け上がって。あなたが元の姿を取り戻せる場所まで。そうしたら私も安心して働ける。」


かつての同僚として、最大限の信頼関係を築いてきたドルフとフィー。ある意味、恋愛を超えた信頼がこ
こにはある、のかも知れない。



●雑感

今週は下世話なドタバタや、現場とエリートの信頼関係など、このアニメの「踊る大捜査線」的側面を強調した仕上がり。「ゴースト」のアイデアは、シリーズ屈指の変則デブリとして秀逸。