http://www.planet-es.net/
http://www3.nhk.or.jp/anime/planetes/
●あらすじ(公式ページより)
ハチマキは舞台を宇宙空間に移して二次試験に入っていた。EVAテストを優秀な成績でクリアーしたハチマキは、さらにハキム他2人とチームを組んでの閉鎖環境テストに向かう。一方、その頃、デブリ課には新人が配属されていた。だがその新人は思いも拠らない人物で…。
●メモ
・「もっと速く。もっと力強く。もっと遠くへ!フォン・ブラウンはそういう船なんだ。」
かつての人間関係を切ることで、退路を断ってきたハチマキ。二次試験に入り、更なる高みを目指すハチマキは、今、最高に研ぎ澄まされている。
・「このたび、デブリ課に配属となりました。クレア・ロンドです。」
ハチマキの辞表は受理されていないものの、人出が足りなくなったデブリ課。ミス続きに加え、ノーマン事業部長体制下での派閥分けで貧乏くじを引かされ続けたクレアは、ついにデブリ課に新人として回されてしまう。
・「これほど酷な試験を考えた張本人が立ち会わないとわね。」
閉鎖環境試験(おまけ付き)に立ち会わないロックスミス。だが、彼がエゴイストではあってもサディストではない、ということを示している。「素材」の選別を厳しくしているに過ぎない。
●二次試験 閉鎖環境試験 概要
これより10日間、みなさんには4人一組になってあのモジュールの中で生活してもらいます。今回の評価対象は個人ではなくチームです。期間内に一人でもモジュールから離れた場合は失格となります。
これからみなさんには10日間キャビン内の空気、水、温度の点検、メンバー同士の簡易ヘルスチェック、及び、運動能力測定、電源系とメンテナンスチェック、定時のキャビン内放射線、磁気構成テストを行ってもらいます。
さらに、今回の試験では、期間内にボックスの中のものを完成させてもらいます。
なお期間中の交信はできません。以上。
・「サリー・シルバーストーン。カルテックで嘱託ミッションスペシャリストをしていた。」
・「俺はレオーノフ・ノルシュテイン。ライフライン輸送船の機関士だ。」
<初登場キャラ>
サリー(本名:サリー・シルバーストーン。木星往還船乗員試験受験者。)設定資料
レオーノフ(本名:レオーノフ・ノルシュテイン。木星往還船乗員試験受験者。)設定資料
二人とも原作キャラクター。性格は幾分陽性になってる感じ。
・「昔の女と今の女がふたりっきり。絶対何か起こりますって。」
・「あの二人付き合ってたの!?エーちゃん?」
要らん心配をしているラビイと、妙に親しくなってる課長とエーデル(笑)。
・「あ、あの私、いきます。管制課に行く用事があるんで。」
・「同情は…ごめんよ!」
まあ、元の彼女と今の彼女…とか言う以前に相性自体が最悪に悪い。タナベの気遣いがクレアにはいちいち癇に障る。
・「本番でどう動くか。俺たちに命をかけさせて。」
閉鎖環境試験は順調に進むが、試験中にトラブル発生…に見せかけたロックスミス流の罠。電力、酸素、装備一式、すべてが足りない。打てる手は塞がれている。ついに始まる「酷」な本番。
・「僕にだって、追いすがったって手に入れたいものは…あるんだ。」
ハチマキに、今までつかれたことのない図星をつかれたチェンシンは、初めての痛みにのたうちまわっている。まさに捨て鉢の七転八倒。
・「だが、まだ時間はある。試験終了まで4時間。3人が生き残るだけなら、残り3時間半までなら耐えられる。…あと30分。他に方法がないかどうか考えるんだ。諦めるな。最後まで。」
正解が見えないテスト。薄くなる酸素の中で、始まる恐慌。それを抑えたのはハキム。
勝ち残る意思。その覚悟を吐露した上で、チームで勝ち上がろうと言う。ハキムの圧倒的な覚悟に押される3人。
●雑感
このテストの正解ってどないやねん、と散々突っ込まれたであろう、閉鎖環境試験。
正解は…ないんじゃないか?あらゆるセオリーはロックスミスが封じただろうから、必要なのは勝ち残る意思と知恵。何もない宇宙で生き残る必要がある以上、最後に試されるのは人間の底。悶絶しながらも逃げないか、ハチマキたちのように知恵を絞るか。
関係者が「酷」と言ったのは決して大げさに表現したわけじゃないのだろう。
…今週のエピソードは土曜日分の日記に書く予定。