最近買ったコミックス
アメリカの社会派変則4コマ新聞漫画を町山智浩氏が翻訳して出版した。黒いチャーリー・ブラウン、は言い得て妙。
最初の頃は、極道を気取る粋がった弟とか、白人と黒人のハーフのジャズミンたんの萌えっぷりとか、漫画としてフツーに面白い部分も多々あるにも関わらず、だんだんと、ヒューイ&シーザーのラジカルだけど、知的で高尚な社会派ジョークを延々と拝聴するような、そんな感じになってくるのが、個人的には辛い。大体、解説が必要な4コマって。
解説も中途半端なので、間口はどうしても狭くなる。きちんと詳細な解説が欲しかったところ。
正直勉強になるし、アメリカの人種問題や国内の動向を考える契機になるとは思うが、時事ネタが多すぎるので、別の国のいしいひさいち作品を読まされているような感じがある。そこに価値があるんだろうけどいしいひさいちより面白くないのがなあ…。
黒いプロバガンダ4コマ。かな?