虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

 休日なので、全然今週でない、「今週のプラネテス」感想で時間をかけた後爆睡。起きたら、10時過ぎ。映画に行き損ねる。

 秋眠、暁を覚えず、って奴?←春眠だっつーの。


 仕方がないので、今週から始まった「BSアニメ夜話」の「カリオストロの城」を見る。うーん。イマイチ。要はオタクと「アニメがちょっとスキー」って感じのパンピー女性が延々とダベってるだけのように見える。
 「夜話」シリーズに夏目房之介的視点は不可欠だ。アニメ評論界には、物語と演出の構造を踏まえて作品を語れる人がいないのか、とつくづく思った。題材が宮崎駿なので、すんなり感動してる国生さゆり大地丙太郎の方が真っ当に見える。
 唐沢氏や氷川氏が、夏目氏的なるものを背負えれば良かったんだけど、役不足の感は否めなかった。宮崎駿の作品そのものを解体して「なぜ面白いのか」という理由を解明するくらいの覚悟がないと、アンチテーゼは上滑りになるだけだ。