虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ


宮崎駿監督が「ハウル」を語った http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/cnt_howl_20050927a.htm


――『ハウルの動く城』について。

 のろいが解け、おばあちゃんが若い娘に戻って幸せになりました、という映画だけは作ってはいけないと思った。だったら、年寄りは皆、不幸ということになる。難しいテーマだから、悪役をやっつけて終わり、主人公がニッコリして終わり、では済まなくなった。深いところにテーマを探るうちに通常の娯楽映画の枠組みに構っていられなくなり、結果、非常にややこしい作品になった。

――今、目指す映画は。

 子供の魂に触れる作品。先の見えない大変な時代に生まれた子供たちに、それでもやっぱり、よくぞ生まれてきてくれた、おめでとうと言いたい。生まれてきて良かったんだと思える映画を作りたいんです。