虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ


ネタ消費社会とアニメ萌え萌えアニメ日記)   http://www.asahi-net.or.jp/~RG8S-SZK/hobby/NIKKI/2005/200507.html#2763_3


 

作り手(プロデューサーから現場のスタッフ、末端のアニメーターまで)にとって、ひとつのアニメは確かにリアル(ネットの外)での活動の結果生み出された、実体を持った生産物であり、それが「ネタ」である余地はどこにもない。
しかし、それがネットという貪欲で巨大な胃袋の中に放り込まれた時、フィルムという実体は直ちに消失し、日々消費されるネタの一つになってしまう。
(中略)
リアル(現実)の反映であるかのように見えながら、リアルに対して逆立ちした=実体のない=ネタしか存在しえない本質をもったネット上の言説に左右されることのばかばかしさと危険性を、作り手の側は自覚した方が良い。

 作品をネタ化させるのがネット…か。ふむう。

萌えというひとつのネタの影響を受けて、萌えを盛りこめば商売になるという勘違いと、それをネタ扱いして喜ぶ受け手の側(漏れが最大の戦犯か?)の共犯によって、あっという間に萌え抜きのオタク向けアニメは成立しなくなってしまうという逆立ちした現状が目の前にある。

 オタクやネットのムーヴメントと連動すれば、逆に固定客を掴めるという状況が確かにあって、馬鹿馬鹿しいと知りながら、そこに乗ることで、結果作品が「商品」として成立する悪循環が起こっている…。そんな現実があるわけか。難しいねえ。