クール&スタイリッシュ。でもドリフ。
渋谷のユーロスペースまで行ってジョニー・トー監督の「PTU」を見てきたんですが。いや、クールなサスペンスアクションってふれこみで見に行ったら、いきなり登場人物がバナナの皮に滑ってこけて気絶。……ドリフかよ。いまどきそんなギャグ好んで使うのは「浦安鉄筋家族」くらいだっつの。
そんなベタなギャグを、ひたすらクール&スタイリッシュに撮っているもんだから、笑っていいのか悪いのかリアクションに困ってるうちに次のシーンに移っている、というそんな映画。
なんかこう、コメディに見えないもんだから、みなさん「サスペンスアクション」って言葉でまとめちゃってますけど…。でも、この映画の根幹はドリフなべたギャグじゃなかろうかーと思う、私でありました。間違ってますかね、私(聞くなよ)。(★★★)