虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

今週のプラネテス-ΠΛΑΝΗΤΕΣ- PHASE.1「大気の外で」

http://www.planet-es.net/
http://www3.nhk.or.jp/anime/planetes/

●あらすじ(公式ページより)
 国際宇宙ステーション内のテクノーラ社に、新入社員のタナベがやって来る。配属されたのは宇宙のゴミ(デブリ)を回収するデブリ課だ。そこで、タナベはハチマキ達と出会う。しかし、デブリ課は半課と呼ばれる、社内でも白眼視される部署だった。
 新人指導を任されたハチマキは、いちいち青くさいことを言うタナベが気に入らない。タナベはタナベで、ハチマキのことをデリカシーのない最低男だと思っているのだが。


●メモ。

・高々度旅客機 アルナイル8型の事故。
 2068年に起こった、デブリ宇宙ゴミともいう)による人類初の悲劇。デブリ課の存在意義。


・ISPV-7 設定資料

国際宇宙ステーション。居住スペース+企業スペースも完備。

・タナベ(田名部愛。テクノーラ社第2事業部デブリ課所属。EVA要員。)入社。設定資料
初登場キャラ
ノーラ君(テクノーラ社マスコットキャラ。)


・管制課。そしてサムダウン。

初登場キャラ
ドルフ(ドルフ・アザリア。テクノーラ社第2事業部長)設定資料
クレア(クレア・ロンド。管制課所属。DS-12(トイボックス)担当)設定資料

リュシー(リュシー・アスカム。航宙課所属。航宙添乗員。)設定資料
他2人(今後さして重要でもないタナベの友達)。


デブリ課。そして宇宙服&オムツ。
 事務所は元倉庫。ペットの預かり場。喫煙スポット完備。

初登場キャラ
ハチマキ(星野八郎太。デブリ課所属。EVA要員。)設定資料
課長(フィリップ・マイヤーズ。デブリ課課長補佐)設定資料
ラビィ(アルビンド・ラビィ。係長補佐)設定資料
フィー(フィー・カーマイケル。トイボックス船長)設定資料
ユーリ(ユーリ・ミハイロコフ。トイボックス副船長)設定資料
エーデル(エーデルガルド・リヴェラ。派遣社員。)設定資料



ハチマキの友人(今後さして重要でもない友達)


「タバコと動物とマジックショーとセクハラのオムツ男」

 あとお菓子とノーラ君グッズ。そして勘違い電波女。なんつって。


「半分しかいない課でハン課。それとたしか半人前半端者反抗的反省しない犯罪…」

 反抗的以降は格好いいじゃないか(え


・EVAスーツ 設定資料


・Toybox(DS-12) 設定資料
 デブリ回収船。30年物。


・フィッシュボーン 設定資料
 Toyboxに搭載されている小型デブリ回収


「だったら軍事衛星だってプレートにぶつかってなくなってしまえばいいんです!」

 このタナベの発言が、デブリ課EVA要員としてどれほどの問題発言か。デブリ回収において、二次デブリ発生は、もっとも避けなければならない事態。ハチマキによるキックの制裁も当然なのであるが、そんなタナベに優しい言葉をかけるフィーは、度量のある上司、と言えるのかも。


・プレートと軍事衛星。連合。マナンガ。
 連合(いわゆる経済大国群)と弱小国たち。
 2075年ごろの世界状況は、さらなる経済格差が進行、利権獲得のための弱小国同志の戦争と、それに荷担もしくは扇動する大国、という構図が浮き彫りになる。宇宙も、こういう国家間の格差と無関係ではない。このシリーズにおいて、宇宙の理想と現実を描くための大事なテーマ。
 

●雑感


 入社してきたタナベの視点で展開する第1話。

 宇宙のサラリーマン生活を描くコメディパートと、お仕事としてのデブリ回収のシリアスな展開が基本フォーマット。

 導入としては、秀逸とは言わぬまでも主要登場人物紹介とお仕事アニメとしての流れもさらっと押さえつつ、「連合」という経済大国群と貧民国との経済格差と因果、というシリーズの大きなテーマとなっていく問題を布石とした、なかなか見応えがあるエピソードになってると思う。