虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ


「自腹は神様ではない」伊藤計劃:第弐位相


 先週の「虎ノ門」で井筒和幸監督「ミュンヘン」に激怒の巻、と監督に追従する方々に対する伊藤計劃さんの諫言。


なんだか、ひさしぶりに道徳的な話を書きたくなってしまったので、ウザいと思う人はパスしてください。しかも、これから書く「道徳」は、かなりものを観るうえで初歩的な、小学生レベルの心構えなので、普通の人は読まなくていいです。


 とおっしゃってる通り、映画を見続けているひとにとってはごくごく当たり前の心構えについての話が書かれているんですが、これが出来てない人がネット界隈には実に多い。大声で映画の悪口を言えばそれが批評だ、と思う人間のなんと多いことか。そういう文章見るたびに、なんのために映画を見に行っているんだこの人は、という気持ちになることは、俺も多いです。


井筒さんの映画の見方が、あまりに「ぼくとあなたはちがう」という他人への敬意を無視している


 井筒監督の批評の欠陥はこの文章に尽きます。自腹で購入、つったってそれで番組出演でギャラもらってりゃ相殺だろが、って点も気になるんだが、自腹で金払えば上からの物言いが出来る、って思うのは傲慢だと思う。


 つか、描き方が「平凡」・・・て、スピもあんたに言われたかないだろうよ。・・・と番組見てて思った。