虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

今週のプラネテス-ΠΛΑΝΗΤΕΣ- PHASE.18「デブリ課、最期の日」

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●あらすじ(公式ページより)
 デブリ課が所属する第二事業部に、新しい事業部長がやって来た。彼の方針で近々のデブリ課解散が宣言される。ショックを受ける課長、ラビィ達。しかし木星行きを考えているハチマキは気にしない。ToyBox2で最後の回収に出かけるデブリ課メンバー。デブリは漂流した宇宙船だ。ところがその宇宙船は…。


●メモ


 前回の事故で、木星計画に変化が。


ガリレオ開発。3つの会社を経由してますので、法的には完全に別会社です。」「新会社には代表取締役として先日お話しした、第2事業部部長ドルフ・アザリアを出向させます。」

 イメージ悪化、莫大な補償を恐れるテクノーラ上層部は、計画に距離を置くためのダミー会社を設立。ドルフが出向という名の体のいい左遷。空いた第2事業部長は…


「本日より第2事業部をまかされることになったノーマン・シュマイワーだ。」


 おまえかよ


憎まれっ子世にはばかる。14話インパクトを残した俗物再登場で、デブリ課、最大の危機。



デブリ課が解散!?」「さっきノーマン新事業部長に直接言われた。」


 いきなりかよ!

 こういうことは手早い。期待を裏切らない独善ぶりだ。



「家族だって養わなくちゃいけないのに。」「あの…奥さんとは別れたんじゃ…」「でも!女房との間には7人の子供がいるの!つまり養育費も7倍!」

 まだ手に職つけたフィーたちはともかく、今回の件で一番ダメージでかいのは歳喰ったデブリ課の管理職2人。

 


「今度の連合との接待もよろしく頼むよ。うまく行ったら係長の席を約束しよう。」

 …と思ったら、接待好きのノーマンに気に入られるラビイ。意外な相性の良さ。



「今日は仕事じゃなかったのか?営業軌道の資料を整理するとか…」「サボリ。」
「なんか馬鹿馬鹿しくなっちゃった。地球に帰って結婚でもしようかな。」(チラっとハキムを見る。)

 仕事についての話までするほど急速に親しくなるハキムとクレア。クレアはハキムに惹かれている雰囲気すらある。



「クレア。マナンガって国を知ってるかい?」
「貧困が内乱を呼び、政府は分裂状態。連合の力を借りないと選挙も満足に出来ない…。それが僕の祖国なんだ。」


 マナンガ。

 第1話ですでにこの名前は出ている。この台詞を見た後、第1話を見るとまた違った感慨があると思う。そしてハキムがたどってきた人生についても。


「だから、ヒラも部長も関係ないって言ってるじゃないですか!!」


 ハチマキがいないと、見事にオーバーランするタナベ。直球ど真ん中。ただし棒球。ダメだこりゃ。


「駄目なんだろうね。いまさら一生懸命にやろうとしても」「課長補佐…」


 そして嘆くばっかりの課長補佐と、ちょっと同情し始めてるダメ男に弱いエーデル。
 意外な相性の良さ パート2。だめんずウォーカーに載るタイプか>エーデル。


 ドルフが去ったテクノーラに興味がないフィーは会社を移る事を示唆。
 木星計画に気持ちが向かうハチマキは今度の騒動に積極的に介入しない。

 それぞれがそれぞれの動きを見せる中、ついにデブリ課「最後の」ミッション。


●ラストミッション

対象:デブリ(にみせかけたデータ機雷)

条件
・DS-12はおろか、フィッシュボーンも近づけない。
・EVAに命綱は使えない。Sクラスの腕が必要。
・敵は上層部にアリ。


●雑感

 ノーマン事業部部長の見事な悪役ぶりが、みんな(除くハチマキ)の心をひとつにする、という話。裏主人公はノーマン事業部長ですな。キャラ立ち凄すぎ。ついには合法的な人殺しまで試みる非道ぶりは、サラリーマンとは思えん。


 こういう上司いるいる、というような枠を逸脱した活躍ぶりは、普通じゃねえ。


 わがままになるのが怖いやつに、出世道は拓けねェのさ。


 嘘です。


 ノーマン事業部長のおかげで、ラストのラビイの見せ場は泣けた泣けた。結構好きなエ
ピソードです。