虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

男の魂に火をつけろ!の戦争映画ベストテンに参加します。

toshi202016-11-29




2016-10-31
ワッシュさんの「戦争映画ベスト10」に参加します。




戦争映画ベスト10

1:ピカドン(1978年 木下蓮三/木下小夜子)
2:激動の昭和史/沖縄決戦(1971年 岡本喜八監督)
3:イノセント・ボイス/12歳の戦場(2004年 ルイス・マンドーキ監督)
4:二百三高地(1980年 舛田利雄監督)
5:高地戦(2011年 チャン・フン監督)
6:硫黄島からの手紙(2006年 クリント・イーストウッド監督)
7:ノー・マンズ・ランド(2001年 ダニス・タノヴィッチ監督)
8:火垂るの墓(1988年 高畑勲監督)
9:セデック・バレ(2011年、ウェイ・ダーション監督)
10:スターシップ・トゥルーパーズ(1997年 ポール・バーホーベン監督)


1位「ピカドン

ピカドン PICADON

ピカドン PICADON


 ホラー映画ベストテンにも投票したんだけど、改めてこちらでも投票。いやもう、実は「この世界の片隅に」を見た後に真っ先に思い出したのはこの短編アニメーション映画でね。私が見たのは小学生低学年の頃に、区民児童上映会で「はだしのゲン」と同時上映で見て、数十年経っても忘れ得ぬトラウマを刻んでくれた作品。裏「この世界の片隅に」ともいうべき、「生活者たちが一瞬にして地獄に叩き込まれる」作品で。俺はもう核の是非を問う議論をする前に是非一度、世界中の人たちがこれを見ておくべきなんですよね。
 私みたいにね、こういうトラウマアニメーション映画とか、広島の被爆者たちの怨念の塊ような絵本とか、「はだしのゲン」のような漫画を幼少期に見ているとですよ。もう、戦争に対する憧れなんて口に出来なくなりますよ。地獄はすずさんたちの遠景のすぐ向こう側にあるんですよ。本当に、あったんですよ。
 真面目な話、兵士でなく、民間人がこんな目に遭わされたという事実は、日本人は決して忘れられちゃならんのです。反戦メッセージを直接的に描くべきじゃない?冗談じゃねえ、バカヤロウ!」と思いますね。


2位「激動の昭和史/沖縄決戦」

 最近になって、大変衝撃だったニュースがある。

教科書に沖縄戦「集団自決」 10年ぶり復活 日本史最大手の山川出版 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス

 沖縄戦で民間人が集団自決した表記が10年ぶりに復活。ってことはさ、10年もの間、本土の学生たちは沖縄で民間人が集団自決したことを学校で学んでないって事かい?マジかい?俺はね、情けなくて情けなくて。Twitterで思わず沖縄の人に謝っちゃったよ。申し訳ないことだよ。そりゃあ、沖縄の人が決して忘れがたい無念を日本人が知らないはずさね。酷い話だ。
 太平洋戦争末期、沖縄で何が起こったか。「日本のいちばん長い日」の岡本喜八監督が、豪華キャストで描き出す本作は、圧倒的火力差の米軍に追い詰められた日本軍と民間人がどのように戦ったかを描き出す、戦争映画の大傑作である。若者こそ見るべきだ。そして、太平洋戦争唯一の本土決戦の場となった沖縄の方々が、どのような目に遭ったか。その一端だけでも感じて欲しいのである。

3位「イノセント・ボイス/12歳の戦場」

イノセント・ボイス~12歳の戦場~ [DVD]

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 1980年代の内戦下のエルサルバドル。そこでは政府軍に12歳で徴兵される。
 普通に生活している場所に銃弾が飛び交う。そんな場所で父が去った一家を支える11歳の少年。やがて来る、12歳の誕生日。少年はひとつの決断を迫られる。
 兵士は横暴の限りを尽くし、心ある大人は迫害を受け、殺されていく。そんな地獄と背中合わせの町にも一日一日があり、生活があり、喜怒哀楽がある。力強い生をスクリーンに映し続ける彼らにもやがて、過酷な運命が待っている。
 戦争は日常のすぐそばで起こっている事の衝撃。子供でいられる時期すら奪われる少年達の過酷さ。こんな現実が世界にはいくらでも転がっているという事を改めて突きつけられる作品である。

4位「二百三高地

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5位「高地戦」

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(追記していきます。)