虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

香田さん殺害 困惑の国内信徒ら-イスラム敵視の不安

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20041101/mng_____tokuho__000.shtml

 俺がそんなことを感じても始まらないのだが、俺は未だに彼を見殺しにしたとの思いを拭いきれずにいる。香田証生さんは確かにうかつであったかもしれない。だが、その代償があんな惨い死に様。しかも我々は彼の救いを求める声を聞いているにも関わらず、彼の声を封じ込め、因縁つけて自分たちは安心しようとしている。彼のように愚かではないと。
 違う。俺たちは愚かだ。そうでなけりゃ生きていけないから。彼の愚かさを俺は笑えない。彼はそんな我々にわずかな希望すら感じていたのだろうか。あまりにも哀れだ。


 テロ組織に言質を与えてしまうことは分かり切っていた、こんな戦争を仕掛けたのは誰なのか。
 それはイスラムでも、イラクでもない。あの国だ。


 あの国に追従してしまった我が国。そしてそれを容認した我々が、みすみす彼を死なせたのだ。その位はきちんと感じるべきなのだ。