虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

今更「風雲児たち」にはまりつづけ。

 体調不良のため、休日ひたすら寝てました。(無論映画一本も観てません)


 …が、その代わり、こないだ神保町で買いそろえた「風雲児たち 幕末編」全五巻&AMAZONから届いた「風雲児たち」ワイド版1〜3巻、「冗談新選組」をひたすら読んでました。


 さすが幕末を描きたいために江戸時代をおさらいして描いているだけに、江戸時代を関ヶ原の合戦の敗戦側から照らし返していくという趣向がこの上なく素晴らしい。というか、歴史でスポットライトからちょっと外れた人を取り上げる視点がこの上なくいい。会津藩始祖・保科正之の生い立ちとその名君ぶり、薩摩藩による宝暦治水などを取り上げるとは…。
宝暦治水の段は4巻以降を待つとして、秀忠の純愛→その落胤保科正之再評価→会津藩始祖→幕末の悲劇、という流れに持っていく構成力は、ギャグ作家とは思えない素晴らしさ。


 素晴らしいしか言ってませんな。


 いやあ、こういう有名な漫画を初めて読んで今更感心している辺りが情けないわけですが、まあ、しょうがあんめえ。手が回らなかったんだもん。こっちゃ、評論家じゃないからね。こういう場合、開き直って自分の不明不徳を受け入れるしかないわけですが。
 くそう、なんで読まなかったかなあ。

 でもこういう悔しさって嬉しさと相半ばする感情なのだ。…でも、ワイド版だけで全19巻もあるんだよなあ。近くの漫画喫茶に置いてなかったし、ざっと揃えるにしたってなあ…、とちょっと悩み中ですが。