虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

「マダム・イン・ニューヨーク」

原題:English Vinglish
監督・脚本:ガウリ・シンデー




 こちらもまた、「母に捧げられたメルヘン」の映画である。保守的な女学校で英語に触れられないまま母親になり、英語が苦手なことを夫や娘からからかわれていた女性が、姪の結婚式でニューヨークに渡り、一念発起、英会話学校に通い始める中で、少しずつ自信を取り戻し、やがて、そこの「同級生」であるフランス人のコックとのロマンスが芽生え始める。
 こちらもまた、男性優位社会であるインドの女性映画であるので、こういう展開がまた「メルヘン」として語られるあたり、お国柄が出ていると思うのであります。大好き。(★★★★)