虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

「銀色のシーズン」

監督:羽住英一郎
脚本:坂東賢治



 なんかこう。かつては世界に名を馳せたけど今はしがない何でも屋を3人組でやってて、で名前が「銀」っておまえな。しかも村の鼻つまみものとくらあ、みたいな。なんかね。


 ジャンプの某漫画の主人公に設定似すぎ・・・なんて、恥ずかしくて言えないわ。だって、あのタイトル金玉に似てるんですもの(そっちかよ)。


 というわけで、


 なんか出オチな感じの主人公たちは、特に共感しなかったし、前評判どおり、話にリアリティもテンポもドライブ感もない退屈さで、田中麗奈ドジッ娘婚約者役ってのがまた、予想以上に萌えなかったんだけど。せめて、田中麗奈にぐっときたら、それだけで★★★あげちゃうんだけど、明らかにミスキャストで。じゃあ、だれが良かったのか、と言われる難しいんだけど。彼女にドジっ子じゃない役柄を振れば、もう少し心穏やかに見られたのかもなー、と思う


 前も書いたけど、羽住監督は嫌いじゃない。決して力のない監督だと思ってないけど、だけど、これはちょっと・・・。とりあえず、選べる立場になってんだから、脚本選んで欲しい。スキーシーンは苦労して撮ってるだけに迫力があって良かったかな、と思うけど、話に生かせないなら無意味じゃねーか。せめて女性に受けようとか考えちゃ駄目だ。

 「海猿」第1作目や「逆境ナイン」を作った頃の情熱を思い出せ!俺は、男臭い、いい意味で「頭悪い」作品をあなたに期待してるんだ。あんたなら出来るはずだ。(★★)