「イントゥ・ザ・サン」
原題:Into the Sun
監督:ミンク 原案・脚本:スティーブン・セガール
「黒田を斬りに行こう思うんや。これ、人斬れますよ」
・・・というわけでセガール in JAPAN。凱旋と言いたいところだけど、本国じゃビデオスルーという。そのせいか知らないが、全体的に画面が暗い気がする。日本側のタレントはそれなりに豪華なんだけど、それが映える風に撮れてないのが痛い。全体的に映像が安い*1のはフィルム使って撮ってないからじゃねーのか?
脚本をセガールが担当しているらしいが、意外にまともに任侠してる。半端に日本を知っているせいか、ロケ地選定も驚くほどまとも。でも、それって結局セガールが普通に町をうろうろしてるだけのようにも見える。要は弾けきれてないというか、時折ぼそっとしゃべる関西弁が失笑に近い笑いを誘うくらいで、特に明快な馬鹿映画にもなっていない。
そこらへんにセガールの、日本に対する意外な生真面目さが見えるが、そのストイックさがプラスになっとらん気がする。(★★)
公式サイト:http://www.sonypictures.jp/movies/intothesun/
*1:要はドラマ部分の映像が日本のサスペンスドラマと大差ないんである。