「ホールド・アップ・ダウン」
監督・脚本:SABU
V6が結成10周年だそうで、それを機に製作されたSABU監督最新作。銀行強盗2人組が大金を入れたロッカーの鍵から始まる騒動を描く。
アイドル映画にしてはかなり泥臭い群像コメディで、そこそこ面白かった。6人ともまんべんなく出番があり、それなりに芸達者でうまくはあるんだけど、美味しいところは大体岡田准一がさらってったなー。つーか、本人の出番は実は少ない(なぜかっつーと「凍ってる」という設定だから)んだけど、人形(だよな?あれ)で出ていても、他のメンバーより笑えるのはすごいなとは思った。
あとはまあ、婦警役で登場した香椎由宇が井ノ原と鉄オタ談義を延々とやってる姿が可愛かったかな。なんか本当に楽しそうに話してたんで、マジもんに見えた。
惜しむらくは、後半がかなりぐだぐだで無意味にシュールなことと、アクションシーンが暗くてよく見えなかったことくらいか。その辺でかなり損をしてる映画だと思った。(★★★)