虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

「無敵看板娘」14巻

toshi202005-09-08



 週刊少年チャンピオン連載中の、ガチンコ看板娘コメディ。


 俺は何で、この漫画が好きなんだろうか、と小一時間考えた結果…日常に暴力があるコメディが大好きな自分を発見したのでした。終わり。



 …というわけで、初期のこち亀とか、じゃりン子チエとか大好きです。ええ。



●エピソード別雑感


・表紙

 なんと酔いどれ美輝です。ムテカン史上、未だかつてこれほど萌えーな表紙があっただろうか(いやない)。


・#142「花は見ていた」…恒例・お花見ネタです。今年はおかみさん、風邪でまさかの戦線離脱。酔いどれめぐみを止める者は誰もいない。つーか、辻が事態を悪化させ、まさにやりたい放題。酔いめぐにでれでれの茅原先生&めぐみ謎の鳴き声「めぐめぐぐ」に激萌えですよ。シメは思わぬ燃え展開。素面美輝 VS. 酔いどれめぐみのガチンコ対決。充実したエピソードで満足。


・#143「TSUJI&MIKI」…サイレントにカートゥーン風味が加わった異色作。ウルトラクイズみたいな罠が。


・#144「知らぬ間に汚れていたよ」…太田、脱・特撮ヒーローオタクしかかる。太田のアイデンティティの危機に、美輝が立ち上がる。太田の見ない理由=「薄汚れてる」って言い方が実にリアル。オタクが陥りがちな落とし穴と、(オタクが)信じることの大切さを描いた、名エピソード。さりげなく145話のオチの伏線でもある。


・#145「ポカポカ陽気がそうさせた」…敏行とスパーリングしていたら、変な方向性に暴走してしまう勘九郎。スパーリング相手の敏行を美輝に見立てたら本当にそう見えた、ってすげえ妄想力だ。つーか、マーキングする敏行に、彼は何を見たのか。永遠の謎だ。復讐者が陥りそうもない落とし穴と、信じることのくだらなさを描いた名エピソード。さりげなく151話の伏線でもある。


・#146「忍法廃部逃れの術」…茅原先生メイン話。…と思ったら、むしろメインは新キャラ?の忍術部。木登りしようとしただけで自殺と勘違いされる先生は、まあ、普段の行動の賜物だろうと思うけど、むしろ先生、意外と愛されてるんだなあ…とそっちに驚く。それにしても、こんなところにまで現れる美輝は、どこまで暇なのかー?


・キャラクター人気投票…投票総数2985票は多いか少ないか。チャンピオンだとこんなもんなのかもしれないが。レギュラーなのに9位の太田。哀れさが際だってる。すぐ後ろにヘルズバニーがいるし。


・#147/#148「世界・甲」「世界・乙」…仕事しながら寝ている美輝の「夢」と「現実」の、ザッピングエピソード。それにしても、おかみさんの一撃をひらりとかわす、スリーピング美輝は最強なんでは。


・#149「出会いを産むメニュー」…美輝ラーメンを作り、それを食べた茅原先生の顔がシュールに。そのおかげで、ゴン子さんと友情が?出来たのかもしれない?(なぜ疑問形)。


・#150「龍神再臨」…以前和尚さんが作ってくれた龍の木彫りが腐ってしまったので、新たに作り直すことに。美輝は太田に依頼。フィギュア関係では、実はすげえスキルがある太田さんだが、うっかりなのが玉に瑕。つーわけで、太田の代わりに木彫りの龍を彫ったのは…勘九郎。その情熱、方向性が間違ってると思うぞ。


・#151「赤い糸に見えた溝」…あんまりなタイトルだなしかし。というわけで、未だかつてないほどラブで米ーのようで、実は全然そうではないという、名エピソード。勘違いで、かみ合わないキャラクター達が絶妙。


・#152「突入せよアジト」…ゴン子 meets おかみさん。警察官という彼女のスキルは、なにげにおかみさんにとって脅威かもしれない。