「Mr.インクレディブル」を見てきた。

　いやあ、もう、奥さん（インクレディブル夫人）のエロいことエロいこと。

　ゴムゴムの実は女性に食わせるのが一番！という映画。

　全体的なプロットは「スパイキッズ」だの「ファンタスティック・フォー」だのの超人+家族のドラマという筋立てながら、かつてはエリートだったのに今は窓際の旦那の悲哀と、そこからの脱出に焦点を当ててるのがしょぼくれてていい。
　だが、子供たちはちゃんと父親にも一定の敬意を払っていて、お母さんの言いつけを概ね守るいい子たちなので、後半の「家族一緒に戦う」シークエンスが、思ったほどカタルシスがない。これなら、浮気を疑われて離婚寸前の夫婦がよりを戻すコメディにしたほうが良かったのでは…などと思ったが、それだと子供を呼べないアニメになっちゃうのでむずかしいところ。
　「映画クレヨンしんちゃん」シリーズになりきれないディズニーの限界を痛感しますな。