虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

続・大谷氏の世代とオタク


 なんか昨日書いた大谷昭宏氏のコラムに対する文章に、結構反応があったのでちょっとびっくりした。カトゆー家断絶さんにまで取り上げられるとは…。
 このことについて私が言いたいことはもうあまりないんですが、ただ色んな意見を読ませて頂いて感じたのは、オタクについてオタクじゃない人が言及することの難しさだなあ、ということ。

http://d.hatena.ne.jp/anmonia/20041127#p1


アホな犯罪報道への反発とそれへの再批判がかみ合わないまま延々続いている。大体事件にかこつけないでオタク状況を通俗的なものに依拠せず批判してきた人たちなんて本当に少ないわけで、そんな状況が長く続けば真っ当な批判が出てもそれを受け止める素地はおろか、いっそう風通しが悪くなっていくだけだって分かりそうなもんだが。オタクに限らないじゃん。

 この辺の意見には感じるものがあった。結局平行線。同じ土俵に上がる気なんて一般マスコミの側にもオタクの側にもありゃせん。そんな気がする。
 でも、だからこそ、オタクという人間たちがウン十年という長い間、文化を築いてこれた。同じ土俵で語られることなど、俺は永遠にないと思うし、それでいいと思う。同じ土俵に上がってしまったとき、オタクは存在意義を失う。死ぬのはオタクの方なのだ。

 俺は今回あえて「過剰反応」と言った。それは一般社会に対するオタクの「甘え」だと思ったからだ。まあ、これは勝手に思ったことだし、同意を得ようとも思わないけど。