上半期ベスト10&ワースト
俺が好きな映画と個人的に感銘受けた映画。基本的にランキング付けはなしで。
●THE 有頂天ホテル
三谷幸喜という天才が映画監督としてあるべき場所を見つけ、大輪の花を咲かせた作品を俺が評価しなくて誰がする。というか、映画館で見てこれほど幸福な時間を過ごせたということも大きい。満員の劇場でこの傑作が見れて本当によかった。現時点2位
●ホテル・ルワンダ
●ミュンヘン
●イノセント・ボイス/12歳の戦場
今年はじめは重いテーマの作品が続いたのだが、その中でもこの3本が傑出していたと思う。
●ウォレスとグルミット/野菜畑は大ピンチ?
11年越しの新作にしてベスト。「ペンギンに気をつけろ」に勝ってない、という人がけっこういたのだが、そんなことはなかろうと思う。短編とは物語のあり方が違うのだ。長編として勝負してこれほどの濃度の作品に仕上げてきたことは奇跡だと思うし、賞賛を惜しむ気なし。現時点3位。
●明日の記憶
上半期一番の恐怖映画。マジで怖かった。軽いトラウマになったし。
●ヨコハマメリー
生きているってなんてすばらしく、そしてなんて哀しいんだと思った。自分と同世代の監督がこういう傑作を撮った、という誇らしさもあり。
●僕の大事なコレクション
ウクライナで起こった悲劇をユーモアでくるんだ傑作。こういう作品がぽんと出てくるあたりがアメリカ映画の侮れなさだ。
●クライング・フィスト
リアルを超えていく演技というものを久々に垣間見た。
●嫌われ松子の一生
元々人を選ぶ作品だとは思ってたが、これほどきれいに絶賛とアンチが分かれる作品になるとはおもわなんだ。CGが厚塗りだとか、エピソードが薄っぺらいだとか、共感できねーよこんな女、とか、もっともな意見も散見されますが、いいんです。どんなに欠点あげられても嫌いになるどころかますます愛着沸いてくる。俺があまのじゃくな性格、というのも多少はあるでしょうが、この映画から受けた、感情の奔流はまさしく傑作だと断言するし、譲る気もない。現時点1位。
でワーストは・・・・
●初恋
もー「気に食わない」という意味ではぶっちぎり。
「海猿2」や「単騎、千里を走る」とかはね、つまんなかったと言っても、最低限の「仕事」はしていたと思うですよ。この映画に感じたのは「なんでそーなるの!」というストレスと怒りですから。宮崎あおい使って「これ」かと。ある意味犯罪だ。心の傷に時効はないか知らないが、俺の怒りにも時効はないね<忘れたれ。