「嫌オタク流」を買う。
えー、タイトルのせいでかなり物議を醸してますが、読んでみれば、拍子抜けするぐらい普通(あくまで個人的にね)。要は、オタクについて、オタクのライターにヨシキ所長と中原先生が質問して、レクチャーされたことに対して、2人が本音を言う、という鼎談スタイル。まあ、「酒場トークレベル」といわれればさもありなん、な感じではあるんだが、「オタクブームの尻馬に乗った」本*1、とかネガティブに言われるほど、内容がないわけでもない。
つーか、タイトルの付け方間違えたとしか思えない。「お父さんのためのオタク講座」、くらいにしとけば良かったのではないか。「オタクの見方がわかる本」とか。誰に向けての本なのか、明確にしとくべきだったよなあ。
まあ、そんなこんなをふまえて見れば、そこそこ面白いですよ。ブラックジョーク的な笑いが満載。こういうので本気で怒っちゃいけない。オタクの度量が試される本、と言えるか。結構、普通に的を射ている指摘も多いし、こういう見方もあり、くらいの気持ちで読んだらどうか。あと、高橋氏が比較的オタクについて勉強してきてるのに、中原氏はあんましてないで脱線しようと茶化しまくってるのはさすがだな。