虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ


 「独立愚連隊」「独立愚連隊、西へ」を見に行けそうにありません。ごはああああ!会社休みてえええ!



 …まあ、見たことはありますし、喜八作品の中では比較的メジャーなので、レンタルビデオで再見するつもりですが、ビッグスクリーンで見る機会なんてそうそう…(涙)。



柳下毅一郎氏の映画評論家緊張日記5月23日更新分より http://www.ltokyo.com/yanasita/diary/05051.html


 新宿K's Cinemaで『Little Birds〜イラク・戦火の家族たち』見る。
 戦争とは可能な限り自分に被害を出さず、相手に大きな被害を与える行為である。つまり、できるだけ効率よく街を破壊し、死人を積み上げる行為だ。ところで、この映画を見ていちばん考えたのは、要するにこういうことを知りたくないと思っている人に対してこの映画を見せるにはどうしたらいいだろうか、ということである。つまり2ちゃんで「ブサヨw」とか言ってる人たちに対してである。マイケル・ムーアはその点で失敗した。このカメラマンが反米左翼なのはまちがいないので、「ブサヨ」という反応は間違いではない。でも、そうした人たちも「戦争とはより多くの死体を積み上げるための行為だ」という真実は知るべきなのである(そのあとで、でもやっぱりイラク人は死ぬべきだった、と言うのならばそれは仕方ないことだ)。ぼくがこの映画を見るというのは、結局のところ、知っていることを再確認しているだけの行為だ。
 だからまあ 盲目の美少女!至近距離から撮影された爆撃のド迫力!クラスター爆弾の恐怖!すべて詰まってます! と言っておこう。


 見なきゃいけないような気にさせる名文。うなった。こういう文章が書けるようにならないといかん。いかんなー。