虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

地獄童子、見参。


 赤銅色の肌、鋼の肉体、想像を絶する鬼面を持ちながら、心は少年。地獄の門からやってきたコワモテの少年。その名、「ヘルボーイ」(地獄童子)。


 てなわけで、新世代アメコミの雄「ヘルボーイ」。その映画版を見てきました。


 いやあ、可愛かったデス。ヘルボーイ
 演じるは愛すべきコワモテ脇役を演じたら超一流、ロン・パールマン。その男が特殊メイクで肌を真っ赤にすると、超キュート。緑鬼=シュレックのお株を奪う見事なキャラ立ちっぷりで感動。


 普段は「孤独なヒーローを演じたがっている」(水棲人間・エイブ氏・談)ようなワルを気取りながら、養父を敬愛し、念動発火能力(=ファイアスターター)を持つ女性・リズに一途な愛を示す純朴さを持つ男。


 俺、監督のギレルモ・デル・トロとは相性悪くて、「ブレイド2」もノレなかったのですが、ヘルボーイのキュートさにちょっと惑わされてるのか、意外とすんなり見れました。七年も映画化に奔走した愛のなせる業か。


 でもね…なげーよ。日本公開版のみディレクターズ・カット完全版…て、10分も上映時間延ばしてるけど、必要なくないか?ファンには嬉しいかもしらんが、そんなに需要ないだろ?この内容で2時間10分は少々キツい。