ティンティンたん…じゃなくてサンダーバードを見てきた。
(写真はティンティン(ミンミン)役のヴァネッサ・アン・ハジェンスちゃん。)
8月7日からこっち、色々と面白そーな話題作がが続々公開されてくるので、死なないように頑張っていきたい。とりあえず市川妙典で「サンダーバード」字幕版を。
前評判で「スパイキッズみたい」という意見ばっかり目についたので、オリジナルのキャラとかストーリーの記憶があやふやで、且つ「スパイキッズ」が嫌いじゃない俺にはちょうどいいかと思ってたんだけど…。
…なるほどこりゃあ…
スパイキッズみてえな映画だ。
…あまりいい意味ではなく。
「スパイ・キッズ」がそれなりに評価されてるのは、スパイもののお約束を踏襲したあくまでもオリジナルなファミリー・ピクチャーだからだけど、リメイク版「サンダーバード」は本家を名乗りながら、子供向けパロディみたいにしちゃった感じなのだ(ストーリーとしての位置づけはテレビシリーズの前日譚)。ロバート・ロドリゲスが「スパイ・キッズ」を「007」と名付けるようなもので、なんだかしっくりこない。
見るべき点も結構あるんだけど、リメイクされた本来の意図と作品性があまりにもズレてる気がする。つーか、大きいお友達と小さいお友達、両方に受けようとして結果中途半端になっちゃったような感あり。CGだけに頼らず、ミニチュアを多用するビジュアルセンスは決して悪くないんだが。
あ、あとオープニングはすげえいい。「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のNexus Production制作で、実に素敵。
次回作からが本番です、って感じだけど…あるのか?次回作…。
【関連】ネクサス・プロダクション
http://www.nexusanimation.com/main.html
サンダーバード・オープニングをFLASHで公開してます(ENTER→WORK SHOWREEL→Thunderbirds)。見に行かない方は必見!見に行く方は、是非劇場で感動してください。