タイガー&ドラゴン#9 「粗忽長屋」の回
公式サイト http://www.tbs.co.jp/TandD/
『タイガー&ドラゴン「三枚起請の回」』DVD 好評発売中。
オープニングテーマ:「タイガー&ドラゴン(MAXI)」クレイジーケンバンド
エンディングテーマ:「UTAO - UTAO(MAXI)」V6
●原典:「出来心」あらすじ(まさやのホームページさん「古典落語ネタ帳」)
●あらすじ:
虎児(長瀬智也)と竜二(岡田准一)は、新宿流星会を追われた田辺ヤスオ(北村一輝)に再会する。ヤスオは、組長(笑福亭鶴瓶)の元舎弟・梶力夫(橋本じゅん)の立ち上げたウルフ商会に転がり込むが、組の金500万を使い込んで逃走していた。その上、ヤスオは力夫の妻にも手を出していた。虎児は、またこの男にかかわると、面倒くさいことに巻き込まれると竜二に忠告されるが、落語のネタになると思うと首をつっこみたくなるという。
竜二の部屋に居座ろうとするヤスオだが、ヤクザ嫌いの劉さん(河本準一)に阻止され、谷中家に押しかける。
虎児は、どん兵衛(西田敏行)に『粗忽長屋』の稽古をつけてもらうが、どうしてもサゲ(オチ)が理解できない。竜二から、ありえないのがオチだと言われるが、腑におちない。
●全体的雑感
いよいよもって、虎児の本業の方が、風雲急を告げて参りました。「三枚起請」の回以来の登場となるヤスオが、虎児の周辺を引っかき回す。血なまぐさい展開を巧くまとめたとは思うんだが、やはり死人が出ると後味悪いなあ。
あと、虎児の「ありえない」から「理解できない」って感性(体育会系にはありがち)はもちっとどうにかならないもんか。変則落語もいよいよ生々しくなってきちゃって、どうにも粋で乙でもなんでもなくなっちゃってる。