・ 「よつばと (3)」(あずまきよひこ メディアワークス)
前から思ってたけど…へんなまんが。
どこかで見た、どこにもない場所へ。
帯に書いてあったコピーが言い得て妙。
ほのぼの漫画という範疇なんだけど、絵にしてもキャラクターのやりとりにしてもいちいち凝ってる。凝ってるのになんのドラマもない。作者が何をやりたいかさっぱりわからん。
それなのに面白い。不思議だ。不思議すぎる。
たたずまいや空気感はリアルでも、どこかつくりものの手触りがある。しかし、作者の「私」や主張は感じない。
なんだろう。この漫画、つくづく不思議。
・ 「エアマスター (23)」(柴田ヨクサル 白泉社)