虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

 朝一番でシュレック2の日本語吹き替え版を見てきました。TOHOシネマズ市川コルトンプラザで午前7:45の回、というべらぼうに早い時刻。いやあ、おかげで、余裕で座れましたが。


 ファンタジーを卑近に語る、という「スパイダーマン」的親しみやすさがアメリカで受けている理由だとは思うのだが、この作品を傑作ファンタジーというのはちょっと気が引ける。それって、「オースティン・パワーズ」をスパイアクションの傑作というようなもので、あくまでもパロディの領域から脱していないと思うのだ。

 金と手間も掛かっているし楽しいことは楽しいのだが、見た後に「ガツン」とした手応えが乏しいのは、ディズニー世界を信じずにディズニーをやっても、所詮はパロディ、ということだと思う。


 「スパイダーマン2」はその題材と真っ向から格闘し、「シュレック2」はそこから軸をずらした面白さで勝負してる。だけど、傑作と呼ばれる為には真っ向勝負する以外にないのだ。