今週のプラネテス-ΠΛΑΝΗΤΕΣ- PHASE.5「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」
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●あらすじ(公式ページより)
久しぶりの休暇で月に向かうことになったハチマキたち。初めて月に行くタナベは大喜び。月までは定期便で4日間の道のりだ。その船の中で、ハチマキはシアという少女と出会う。宇宙船の話で、すっかり意気投合するシアとハチマキ。定期便に乗って3日目。ハチマキたちはある事件に巻き込まれるのだが…。
●メモ
・「せっかくの休みなんだからユーリも一緒にくればいいのに」「自分の趣味を押しつけないの」
この台詞が毎度謎だった。趣味って何だろう。休暇で月、というのはやはり結構贅沢な休暇で、ハチマキは趣味で月旅行へ行ってる、ってことなんだろうか。
・「私、船長のケンジ・インパニーと申します。」
船長の名前が印象的。何人なんだ?ハーフ?
・「今度の荷物は人間だ。思い切り緊張してやれ。」
↑Phase.2のこの名台詞を仰った方とは違うみたいだけど。別クルーとも仕事に就かされるということは、チェンシンは順調に信頼を勝ち取っている、ということかもしれない。
・「宇宙資源なんて誰が見つけてきたんだろう!」「だから宇宙で死のうって決めたんだ。」
一家心中を考える家族登場。場所の決め方が恨みがましい。新しいエネルギーに対応する機械購入を迫られて、負債が膨れあがった模様。この時代は、丁度原油と宇宙資源のエネルギー転換期、という設定らしいですな。2074年辺りになると原油の枯渇が深刻化しているんだろうからリアルな話だ。奥さんの方が「うちの工場は三代続いた老舗」と言っているということは、旦那は入り婿か。名前が分かるのはシアちゃんだけで、あとは「その両親」という扱い。
<初登場キャラ>
・シア 設定資料
・「監督駄目っす。完全に気を失ってます。」
男性が女性を襲う!…というシーンの映画の撮影中に、勘違いしたハチマキが乱入して無重力キック→首を締め上げる攻撃を見舞い、俳優ダウン。3年間の無重力でのガテン仕事は伊達じゃないらしい。
ちなみに女優役は鈴木砂和。華のない声だが、かえって違和感がない。伝法な口調がハマる人だ。
・「けだものだ〜。お前は一匹のけだものになるんだ〜。そう、腹をすかしたけだものなんだよ〜。目の前にいるのはおいしそうなウサギちゃん。んん〜デリシャスもお我慢できない。ナイスでキュートで最高のディナーだ。」
監督の催眠術風演出法。ものすごく怪しい文句にも関わらず、ものすごい勢いで変貌していくハチマキ。かかりやすすぎ。単細胞熱血馬鹿っぽさ爆発。
・「ほお、これじゃあ許可できないわ。」
・「あの映画じゃ許可は無理だろうけどね。」
撮られてる映画の作品内容をさらっと見たフィー姐さんの一言。この後、クルーは機材没収に。さりげない台詞ですが、撮影許可取れないゲリラ撮り映画ってえのは、非常にいかがわしい感じだ。是非見たい←オイ。
・「♪うっちゅうせん〜、うっちゅうせん〜 たのしいたのしいあたしのうちゅうせ〜ん〜」
作詞作曲・シア(心中一家の娘)。声がかないみかなので、必要以上に萌え萌えに。貧乏一家の娘とは思えないほど明るい娘だ。虐待とかはなさげなのが救いだ。
・「チェンシンさんちょっといいですか。例のムービーなんですが」
チェンシンの同僚クルーが映画の内容をビデオチェックしてたらしい。そのおかげで、スリの犯行が明らかに。だが、あのいかがわしげな映画を隅から隅までチェックする必要があったのだろうか。こいつ真面目な顔して、こっそりサボって見てたんじゃあるまいな…。
・「本船の緊急回転起動(?)を提案します。」
シアちゃん人質事件の解決法。一時的に重力を発生させる(ロールG)らしい。こういうプロフェッショナルな技能が生きる展開を生む脚本は相変わらず見事。
・「けっ!俺だってガキの頃は手先が器用で将来ピアニストになるとかいわれてたさ!それがどうだ。器用な指は人様のものを掠め取るだけ…。あんたらだって、ガキの頃は夢いっぱいだったろ!!」
シアの両親による人質解放の説得→親バカ談義→犯人の身の上話、というシリアスなんだかギャグなんだかよくわからない展開。
「人様」とか言ったり将来の夢がピアニストだったり、なかなか育ちよさげな犯人だ。「夢いっぱい」の箇所で思わず吹いちゃった俺は非道だろうか。
●新コーナー:タナベの「愛の説教部屋」対決編。
「こんな時に何言ってんですか!人の不幸で商売しようだなんて」
「商売にしなかったら不幸が幸福に変わるのかよ!」
「そういう問題じゃないでしょう!?」
「じゃあどういう問題だよ!?」
「愛がないって言ってるんです!」
「愛だあ!?そんなもんじゃ生活できねえだろ!!」
「愛のない暮らしなんて…」「てめえら黙れって言ってるだろ」(←犯人)
犯人の突っ込みが台詞にかぶってしまったタナベさんの判定負け。
●雑感