虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

ブロックブッキングの終焉?(m@stervision)

http://www.ne.jp/asahi/hp/mastervision/index.html#blockbooking


たとえば新宿プラザの先行オールナイト。昔は……といってもほんの10年前ぐらいまでは「スター・ウォーズ」クラスの大作の先行オールナイトといえば新宿プラザの1000人超の客席は超満員になったものだった。開場を待つ列はコマ会館の通路を突き抜けて楽屋口のほうまで延々と伸びていた。上映間際に行こうものなら通路に座って観ることを覚悟しなければならなかった。それが今ではどんな大作が来ても上映5分前でラクラクだ。映画が入らなくなっているのではない。10年前には考えられなかった興収100億超の作品が次から次へと生まれてるのだから。何が起こっているかといえば新規シネコンの大量出現で観客が分散してるのだ。

その分散/地元志向の影響をモロに被ったのが有楽町/日比谷の映画街なのである。有楽町の動線は主に南北と東だ(西には新宿・渋谷・池袋がある) 南北と東──つまり神奈川と埼玉、そして千葉県の観客が有楽町/日比谷地区の映画館を支えていたのだ。そして言うまでもなく神奈川と埼玉・千葉はシネコンの最激戦区である。

俺もシネコンで見たいと思っちゃう。江戸川はTOHOシネマズ、ワーナーマイカル、AMCシネマズ、という市川/浦安のシネコンへのアクセスが容易なのです。

 さすが東京最東端。気分は半分千葉県民ですよ。でもシネコンって大作にやさしく、地味な作品に厳しいので、ミニシアター系は逆に東京に行った方が見やすいことは間違いないんですが。


【関連】老舗の日比谷映画、みゆき座が閉館へ
http://www.eiga.com/buzz/040629/16.shtml