虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

年金審議 厚労省の“罪”

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20040612/mng_____tokuho__000.shtml


 「後出しジャンケン」はルール違反だ。子どもでも分かる。一連の年金制度改革法案審議で、それをしていたのが厚生労働省だ。国民の関心が高い、いくら払い、いくらもらえるのかという正確な数字を衆院可決後に公表した。その算定の基礎となる出生率データも隠していた。

 しかも、マスコミも、野党議員もこの後出しを指摘できなかった。これでは国民にはますます伝わらない。結局、官僚の掌の上で騒いだだけのことだったのか。自戒をこめて。


「いたずらに年金危機をあおり、給付と負担の議論ばかりになったのは野党が厚労省の土俵に乗せられた結果だ。『役所が数字を出さない』と言い訳するのであれば、なぜ野党は『年金危機だ』と騒いだのか、どこが危機かと政府・与党に問い返さなかったのか。マスコミも含めて厚労省のお下げ渡し情報や資料を一生懸命勉強しているだけなのは残念だ」

 トホホホホ。