虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」

原題:Mr. Magorium's Wonder Emporium 監督・脚本:ザック・ヘルム やたら評価の高い「主人公は僕だった」の脚本で、一躍その名を知られたザック・ヘルムの監督デビュー作品。 うーん。どうもこの人の作品とは相性が悪いな。 おそらくね、初監督作品という…

「奈緒子」

監督:古厩智之 脚本:古厩智之/長尾洋平/林民夫 原作:坂田信弘/中原裕 あーこれ昔、原作がビッグコミックスピリッツに載ってたころ読んだことあるなー。とおぼろげな記憶で鑑賞に臨む。 自分の場合、原作を読んだことがあって映画を見れば、おのずと「ああ…

「潜水服は蝶の夢を見る」

原題:Le Scaphandre et le Papillon 監督:ジュリアン・シュナーベル 脚本:ロナルド・ハーウッド 原作:ジャン=ドミニク・ボビー 開幕。どこかのベッドに寝かされている。意識はある。目も見える。目の前には人もいる。目の前にいる人間は・・・医者。中…

「君のためなら千回でも」

原題:The Kite Runner 監督:マーク・フォースター 脚本:デビッド・ベニオフ 僕はあの日、君を見捨てて逃げた。君が僕らの元を去るとき、さよならが言えなかった。でも今なら言える・・・。 1970年代。アミールとその召使いの子ハッサンは、何をするにも一…

「チーム・バチスタの栄光」

監督:中村義洋 脚本:斉藤ひろし、蒔田光治 原作:海堂尊 ミステリというジャンルは、多くのものを網羅する。「人が死んでなぞがあればミステリ」というおおざっぱな意見もあるが、「人が死なないミステリ」だって存在する。要は、ミステリは人の業を題材に…

「ラスト、コーション」

原題:色,戒 監督:アン・リー 脚本:ジェームズ・シェイマス、ワン・フィリン 「あなたと逢ったその日から恋の奴隷になりました。」 「恋」の話である。 1942年、彼女はある男の家にいた。そこの夫人が開く麻雀の卓を、よく一緒に囲んでいたのだ。夫人の信…

「L change the WorLd」

監督:中田秀夫 脚本:小林弘利/藤井清美 映画版「デスノート」のスピンアウト企画。 まず誉めておこう。悪役の一味に、佐藤めぐみを配した人。エラすぎ。彼女の一挙手一投足が面白すぎる。シリアスな場面ですら爆笑を誘う彼女の演技は、かなりすごかった。…

「母べえ」

監督:山田洋次 脚本:山田洋次、平松恵美子 原作:野上照代 野上照代の自伝的小説を山田洋次が映画化する。舞台は太平洋戦争に突入する時代の、母と子の物語。題材としてはありがちだよねー、などと、高を括って・・・いたつもりはなかったんだけど・・・こ…

「アメリカン・ギャングスター」

原題:American Gangster 監督:リドリー・スコット 脚本:スティーブン・ザイリアン 良くできた脚本の良い映画。見る前に俺が期待していたものとはまったく違ったけど(笑)。もっと泥臭い映画かと思ってた。 実在したマフィアのボスと、一介の刑事という、…

「歓喜の歌」

監督:松岡錠司 脚本:真辺克彦、松岡錠司 原作:立川志の輔 島流しの吹きだまり。その市の市民会館は、そういう場所だった。 年も押し迫った12月30日。半年前に受けた予約の確認を受けた飯塚主任(小林薫)は、あることにきづく。大晦日に開催されるママさ…